『セント・ベルナルデュス・トーキョー』は、ベルギー西部のワトウにあるベルナルデュス醸造所で作られるホワイトビール。フルーティな酸味が特徴の、ベルギービールウィークエンド初登場のビールだ。

今年で3回目の開催となる『ベルギービールウィークエンド東京2012』が、昨年に引き続き六本木ヒルズアリーナにて、今日から2012年9月9日までの5日間にわたって開かれる。

初日のオープニングは、駐日ベルギー王国大使のリュック・リーバウト氏による挨拶ではじまった。今年は本邦初の試みとして、本国よりベルギービール騎士団が来日し、ベルギー国外ではじめて新しく名誉騎士を選出しての任命式が執り行われ、騎士団による乾杯でベルギービールウィークエンド2012の幕が開いた。

来場者はスターターセット（3,100円）を購入して、オリジナルグラスとコインを入手した後、マイグラスを片手に好きなブースへ赴き、コイン（1枚250円相当）を使ってビールやフードを購入するというスタイル。追加で1,000円ずつコインを購入することができるので、足りなくなっても安心だ。

イベントの主役であるベルギービールは、昨年を大きく上回る77種類が集結。アリーナを取り囲むようにビールのブースが7つ設置され、樽生の『ヴェデット・エスクトラ ホワイト』や『レフ ブロンド』、『シメイ ホワイト』などの定番銘柄をはじめ、1日100本限定の『グーデン・カロルス・キュベ・ヴァン・ド・ケイゼル』のようなレアな瓶ビールまで充実のラインナップ。どれを頼むべきか悩んでしまったら、スターターセット購入時に手渡される“ベルギービールポケットガイド”を参考にしつつ、好みのビールを見つけてみよう。

また、会場内2カ所に“グラスリンサー”が設置され、新しいビールを頼む前に自分でグラスを洗浄し、次のビールの風味や色を楽しみながらさまざまなビールを飲み比べできるのも、このイベントならでは。原料や醸造方法によって、風味がまったく異なるベルギービールの奥深さを味わいたい。

また、ビールと合わせて食べたいフードも、ベルギーならではの一品がいろいろ。アリーナのけやき坂サイドには、ベルギーショップも併設され、ベルギービールやお菓子などをお土産に買うこともできる。また、期間中はベルギーのトップミュージシャンによるライブも行われ、ビールとフード、音楽と3つの切り口でベルギーを満喫できるはず。

グラスの縁から指2本分の泡が理想的とされ、いずれも注意深く注がれる

それぞれのビール名の横に必要なコイン数が明記されている

お目当てのビールがあれば、そのロゴを探してみるのも楽しい

東京と大阪で数店舗を展開している「ベルジャンビアカフェ」によるフードブース

カリッとほくほくに揚がった『ベルジアンフリッツ』は、ベルギー直輸入で、ビールと相性抜群。手持ちしやすい容器に入っているので、外飲みのお供にぴったり

ベルギー流ミートボールのトマト煮込み『ブーレット』

グラスをリンサーに押し当てて、3秒間ほど洗浄するのがコツ

ベルギービールウィークエンド名誉実行委員長である、駐日ベルギー王国大使のリュック・リーバウト氏も名誉騎士に任命。同氏は昨年に引き続き、イベントでのグラス購入代金のうち100円ずつをチャリティ募金として、東北へ寄付する活動を今年も行っている