タイムアウト東京ブログ

きゃりーぱみゅぱみゅが、『原宿カワイイ大使』就任

きゃりーぱみゅぱみゅが、“原宿カワイイ”を世界に発信するミッションを受け、2012年8月30日に『原宿カワイイ』大使を務めることが発表され、渋谷区区長と原宿神宮前商店会会長による認証状が渡される認証式が行われた。

ラフォーレミュージアムで行われた、『原宿カワイイ大使』認証式は、若者文化の街「原宿」の歴史を振り返る映像でスタート。70年代、80年代、90年代とそれぞれの時代の特徴を網羅しながら、現在のファッションまでを紹介。実際のモデルが壇上でウォーキングを行い、現在のトレンド、“ナチュラル”、“ポップ”、“ゴスロリ”、と各カワイイのスタイルを披露した。そして、現在の“カワイイ”を代表するきゃりーぱみゅぱみゅが登場。代表曲でもある『PONPONPON』と『つけまつける』の2曲をミニライブで披露した。

その後、原宿神宮前商店会会長である八木原保氏が挨拶。原宿という街への愛着や、原宿の更なる発展を願いながら、きゃりーぱみゅぱみゅへの思いを熱く語った。

続いて、渋谷区長の桑原敏武氏が、原宿独自の文化で地域の発展を促し、ファッションと音楽で原宿から日本を元気にしていきたいと意気込みを述べた。また、地域の地場産業としてのファッションを発信するにあたり、原宿のファッションアイコンであるきゃりーぱみゅぱみゅを起用した、と経緯を説明したうえで、原宿カワイイ大使認証書を授与した。

最後に、きゃりーぱみゅぱみゅ本人が、原宿カワイイ大使任命を受けての喜びをあらわにした。
読者モデル時代はもちろん、アーティストとして2011年にデビューした際には、原宿を大名行列するというパフォーマンスしたこと、『もしもし原宿』というミニアルバムをリリースしたことなど、自身がファッションと音楽の世界へと進んだきっかけが「原宿」という街だったことを紹介。原宿の魅力で世界を“麻痺させたい”、と自らの熱い思いで挨拶を締めくくった。

今後は、9月に行われる『HARAJUKU KAWAii!!』、『原宿表参道ハローハロウィーンパンプキンパレード」』、来年度の渋谷区成人式への参加など、各イベントで原宿を盛り上げ、原宿カルチャーを全世界に発信していく予定だという。

日本国内のみならず、海外での認知度も高いきゃりーぱみゅぱみゅ。原宿、日本のファッション、カルチャーを世界に広めるという今回のミッションを果たすには、最適の布陣となりそうだ。原宿が生んだといっても過言ではないアイコンが、原宿カワイイ大使に任命されたことで、名実ともに原宿を背負う存在となるだろう。

Copyright © 2014 Time Out Tokyo