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ニューヨークポストが8月12日に発信したニュースによると、ニューヨーク、ブルックリンにある老舗ダイナー『Junior's(ジュニアーズ)』が、今年10月に日本へ本格上陸する。場所は、東京と大阪。東京は大丸、大阪は阪急と、共に百貨店への出店となる。ジュニアーズといえば、真っ先にチーズケーキが思い浮かぶが、サンドイッチなどのアメリカン・デリフードでも有名。東京店は、2012年10月5日に大丸東京にオープンする『KG’S New York Deli』に入るブランドの中のひとつとして展開する。ジュニアーズの定番である『コーンビーフ』や『パストラミ』、『ローストビーフ』などのニューヨークスタイルのサンドイッチに加え、『フィリーチーズステーキ』も提供するとのこと。(ちなみに、『KG’S New York Deli』には、ジュニアーズに加え、ニューヨークベーグルの老舗『Ess-a-Bagel(エッサベーグル)』や、『Original SoupMan(オリジナルスープマン)』などが集結する。アメリカ東海岸好きにはたまらないスポットとなりそう。)
ジュニアーズは、1950年にハリー・ローゼンによって設立された超老舗で、ニューヨークの観光スポットとして日本人にも人気。映画『セックス・アンド・ザ・シティ』では、主人公キャリーがビッグと市庁舎で式を挙げたあと、この店で祝杯をあげるシーンを撮影するなど、メディアにも登場しており、「ダイナーといえば、ジュニアーズ」といった、ブルックリンのアイコン的な存在でもある。チーズケーキは、一足早く日本に上陸をしており、明治屋などの高級スーパーや通販で購入可能だ。元祖ニューヨークスタイルチーズケーキの味を楽しみながら、デリの上陸を心待ちするのも良いかもしれない。
以下は、タイムアウトニューヨークのレビューの翻訳。
Junior’s Restaurant
386 Flatbush Ave, Midtown West, Brooklyn, 11238
華やかな飲食店が軒を連ねるブルックリンだが、『Junior's』はいまだに1974年公開の青春映画『ブルックリンの青春』の真っ只中にいる。1950年の創業以来、看板のネオンサインはデカルブ・アヴェニューの角で瞬いている。店そのものは、良くも悪くも昔から変わらない。その良さは、ちょっと酸っぱめのコールスロー、ピクルスとビーツ、キャラウェイシードが散りばめられたオニオンロールを無料で提供していること。そして、まさしくジャッキー・グリーソン並の巨大なサイズで、圧倒されてしまうデリのサンドイッチ。朝食メニューでは、もしかしたらニューヨークで一番といっても言い過ぎではないかもしれない『コーンビーフ・ハッシュ』が、気前のいいたっぷりサイズで楽しめる。反面、わざとらしいまでに黄色い発色で、塩がききすぎている『マッツォボールスープ』のように、残念なメニューもあるにはある。しかし、デザートは9種のフレーバーがある定番のチーズケーキで決まり。隣接するベーカリーでホールサイズをゲットすべし。(原文:タイムアウトニューヨーク)
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