タイムアウト東京ブログ

表参道で、オープンエアを満喫できる『246COMMON』に注目。

246側のメインエントランスを入ると、奥に長くスペースが広がる

表参道交差点からほど近く、敷地面積250坪ほどのスペースに誕生した『246COMMON』は、表参道・青山界隈で働く人に限らず、注目が集まっているプロジェクト。2012年8月3日のグランドオープンの様子を、遅ればせながらレポートします。

ここ『246COMMON』は、もともと空き地だったという青山の一等地を有効活用したもので、古いトレーラーハウスをリノベーションした車輛型のモバイルショップが約20~30店集まって、その中心にフードやドリンクを座って楽しめるスペースが広がっている、という空間。

出店している店舗は、国連大学前のファーマーズマーケットにも出店している人気パン屋『しげくに屋55ベーカリー』や、ヒマラヤ岩塩専門店の『ローズベイジャパン』などの物販をはじめ、個性豊かなフードショップが盛りだくさん。南インドの定番料理“ドーサ”をアレンジした、ドーササンドイッチが楽しめる『WIRED CAFE FIT』、マクロビオテッィクをベースにしたデリメニューが豊富な『blue kitchen』、レモンをしぼって食べる塩味の京風たこ焼きの『池坊』など、目移りしてしまうほどのバリエーション。もちろん、ビールやワインをはじめ、さまざまなドリンクを提供するブースもあるので、好きなものをつまみながら夏の夜を外で楽しむには、もってこいかもしれません。

また、敷地奥には、長屋の並ぶ路地を彷彿とさせる一角があり、ススキやモミジをはじめ日本らしい植栽が施されていて、青山らしからぬ雰囲気が楽しめます。ここは、かわいらしいデザインの老眼鏡専門店の『JUJUBEE』や、那須高原の有名コーヒーショップ『SHOZO CAFE』などが軒を連ね、土と緑を感じながら買い物が楽しめます。

都市の中の空き地が、人と人が集まるコミュニティスペースとして再生していく。コインパーキングによる空き地活用とはまた違う、都市ならではの人と人とのつながりを感じさせる方法として、注目が集まりそうです。


トレーラーハウスを改造して、中に調理スペースを確保。WIRED CAFE FITのウリは、『ドーサのサンドイッチ』だそう。ランチにドーサ、いいですよねえ。


敷地内、右手奥の和風エリア。日が沈みはじめると、より一層“和”の雰囲気が高まります。


床下に稼動ホイールが付いたモバイル長屋! 中ではかわいい老眼鏡がいろいろ売られています。


夜はライトアップされ、テントがキレイ。葉山あたりのおしゃれな海の家にでも居る気分になれます。

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