タイムアウト東京ブログ

ワインが美味しい国『ルクセンブルク』の建国記念日レセプション


赤、白、青のルクセンブルク国旗

ルクセンブルク大公国の建国記念日である6月23日に大使館よりご招待をいただき、レセプションへお邪魔してきました。

ルクセンブルクは、ベルギー、フランス、ドイツに隣接する、立憲君主制の大公国。古くは鉄鋼業を基盤とした経済活動が主流でしたが、ここ数年は銀行業や金融関係が基盤となっており、ユーロ圏における国際的な金融センターとしての顔を持っています。

さて、建国記念のレセプションは、アメリカ、フランス、ベルギー、コートジボワールをはじめ、各国の大使夫妻が祝辞に訪れ、たくさんの人で賑わっていました。金融大国としてのイメージが強いルクセンブルクですが、実は良質な白ワインを作り出す国でもあるんです。
生産量そのものは、隣接するドイツやフランスには劣るものの、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリなどの品種を用いて作られる白ワインは、キリリとした飲み口でいて、ふくよかで丸みのある香りが特徴。列席者の皆さんも舌鼓をうっていました。

また、日付が変わって翌25日は、自身のソロコンサートで来日中のピアニスト、フランチェスコ・トリスターノ氏が、大使公邸にてプライベート・セッションを開催。古典音楽から、ジャズ、ダブ、テクノまで幅広いジャンルの音楽を精力的に演奏している同氏は、ルクセンブルグの現代音楽シーンの代表格だそうです。世界各地で年間80公演以上を行っている同氏ですが、来年春にはクラシックの老舗レーベル「ドイツ・グラモフォン」より発売予定のアルバムを京都で収録するということで、今後の活躍に注目が集まりそうです。

おいしいワインと、美しい音楽に囲まれている国、そんなルクセンブルグの魅力を垣間みることができました。


ルクセンブルク大使ポール・シュタインメッツ(右)、ベルギー大使夫人(中)、ルクセンブルク大使夫人ラディカ・ジャー(左)


モーゼル川流域でつくられるリースリングを使った「Domaine De L'etat」


グランドピアノとYAMAHAのCFXの2台を同時に演奏するフランチェスコ・トリスターノ

Copyright © 2014 Time Out Tokyo