タイムアウト東京が選んだ東京の最新情報をメールにてお届けします
Southern Tier BrewingのPale Aleは、パイント1,000円
代々木駅から歩いて3分ほど、明治通り沿いに2012年6月26日にオープンする『Watering Hole』は、日本ではまだ珍しい“Brew Pub”。Brew=ブルー、すなわち“醸造”ですが、そう、ここは自家醸造のビールを出すパブなんです。オープンに先駆けた先行お披露目会に、タイムアウト東京編集部のビール愛好チームが出かけてきました。
“Brew Pub”の魅力は、そこで作られたできたてのビールをその場で飲めること。感覚としては、地域密着型の醸造所といった位置づけで、アメリカやヨーロッパでは各都市、各街に小さなBrew Pubが点在していて、自分で容器やカップを持っていくと量り売りしてくれる店もあるくらい。まさに地域にとけ込んだ存在といった感じ。
さて、ここ『Watering Hole』では、カウンターとテーブル25席ほどのパブエリアに『Tharsis Ridge Brewing Company』と称した小規模な醸造所を併設して、そこで醸造したビールをパブで提供するというスタイル。現在、酒類製造免許を申請中とのことで、実際にできたてのビールを飲めるようになるにはまだ少し時間がかかるとのことでしたが、それまでの間は、国内・国外のクラフトビールを中心に楽しめるパブとして営業するそうです。
お邪魔した日は、埼玉県・川越の『コエドブルワリー』の『伽羅』、神奈川県・湘南の『サンクトガーレン』の『湘南ゴールド』、ニューヨーク・レイクウッドの『Southern Tier Brewing』の『Pale Ale』、この3種を生で楽しめました。今後は、随時取り扱い銘柄を増やしていくそうですが、瓶ビールもなかなか見かけない銘柄がたくさん。カリフォルニア・サンディエゴの『Green Flash Brewing』が手がけるIPA(インディア・ペール・エール)系の銘柄や、ベルギービールを思わせるコクのある『Le Freak』なんかも飲めちゃいます。
おつまみは、無農薬野菜を使ったシンプルな料理を中心に、『豆もやしのナムル』、自家製の『レバーペースト』や『ソーセージ盛り合わせ』など、ビールに合わせたくなるものがいろいろ。ビールが恋しくなるこれからの季節に、ぜひ行きたいお店がまたひとつ増えました。
『Watering Hole』のヴェニュー詳細はこちら。
かわいい木彫りの看板が目印です。Watering hole=酒が飲める場所。
黒板には、日替わりの生ビールメニューが。
しゃきしゃきの『豆もやしのナムル』は、万ネギと茗荷が好アクセント。
店内はここの狭小スペースでのみ、喫煙が可能。スツール2席だけですが、妙にかわいいスペース。
Watering Holeの看板裏面がブリューワリーの看板。
Copyright © 2014 Time Out Tokyo