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2014年05月27日 (火) 掲載
ブラジルは今、6年かけて進めてきた2014年に開催されるワールドカップの準備最終段階にある。6月12日の木曜日にはアレーナ・コリンチャンズでブラジルとクロアチアによる開幕戦が行われ、その模様はサンパウロから配信され各家庭やバーのテレビ、そして世界中の巨大スクリーンに映し出される。新しい多機能スタジアムはイタケラ東部の郊外にあり、すでに『イタケロン』の愛称で呼ばれている。
ワールドカップ応援のためにブラジル旅行を計画しているサッカーファンにとって、トロピカルビーチは魅力のひとつ。しかし、ビーチはなくても、サンパウロは他に勝るとも劣らない、はるかに魅力的な都市だ。
最近の統計によるとサンパウロ中心部の人口は1100万人、都市圏には1900万人以上が集中する。ブラジル最大の都市、サンパウロは両極端の顔を持つ。しかし、ヘリコプターを持つ超富裕層とその場しのぎの住宅が密集しているファベーラの間には、巨大な中産階級、つまり“普通”のコミュニティが存在している。他の大都市から訪れる人々はサンパウロは驚くほど親しみやすい場所だと感じるはずだ。そして、サンパウロは、サッカー発祥の地ということも忘れてはならない。
ブラジルの食と文化の中心地であるこの街にあなたが24時間または48時間、もしくは1週間滞在するにせよ、多くの人はサンパウロの虜になり、次の訪問をプランすることになるだろう。
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