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2014年05月27日 (火) 掲載
クンビッカとして知られるグアルーリョス国際空港 (GRU)はサンパウロの主要な国際空港だ。街の中心から40kmに位置し、主要な国内線、国際線が発着している。Guarucoopは到着ゲート外から市街へのタクシーを運行している。料金は固定で、行き先によってR$75からR$130。R$38で乗れるシャトルバスもある。サンパウロの中心地、主なホテル、チエテバスターミナル(メトロと接続)に停まる。空港からメトロのTatuapé駅まで257線のバスに乗るのが最も経済的(R$4.45)だが時間はかかる。
その他の主な空港はコンゴニャス空港 (CGH)。街中から8kmにあり、国内線が発着する。空港までアクセスはタクシー (R$30-$40)、シャトルバス (R$36.50)、公共交通 (R$3)がある。 サンパウロから99km、カンピナスの近くにはヴィラコッポス国際空港(VCP)がある。貨物輸送がメインだが、アズールブラジル航空はここからブラジルの各都市へ旅客機を運行している。toandfromtheairport.comに詳しい空港までのアクセス情報が掲載されている。
サンパウロには3つの主要なバスターミナルがあり、すべてメトロと接続している。最大のバスターミナルはチエテ・バスターミナルで、国際線、国内線ともに発着しており、行き先の多くは北へ向かう線だ。ブラジルで長距離バスを利用する場合、ここを主に利用するだろう。南と南西に向かうバスはバハ・フンダバスターミナル、ジャバクアラバスターミナルから出ている。 バスの国内線、国際線の時刻表と路線図をまとめて掲載しているサイトはないが、 SOCICAMで検索すると各バス会社がどこ行きのバスを運行しているかが分かる。民間のバス会社は各々サイトがあるが、情報を手に入れるには便利だが、チケットをオンライン購入するにはCPF(ブラジルの社会保障番号)が必要。そのためチケットは通常バスターミナルのチケット売り場で購入しよう。ワールドカップの期間中はおそらく売り切れるため、あらかじめ予約しておくのがよいだろう。
サンパウロの公共交通は広く張り巡らされている。メトロは清潔で安全だが、それほど多くの地域をカバーしていない。しかしメトロが通っていない場所にはほとんどの場合バスが運行している。SPTrans ではグーグルマップを利用した乗り換え案内サービスがある。
公共交通を使うなら、ICカード乗車券(Bilhete Único)を手に入れることをおすすめする。メトロの駅で無料で手に入るが、購入時に最低R$15のチャージが必要。バスや、メトロ、CPTMなどの交通機関を無料もしくはお得な運賃で利用できる。1回のバスの乗車でR$3だが、電車とバスを乗り継ぐ場合には1時間以内であればR$4.65で1回のメトロ/CPTMと、3回までのバスの乗継ぎができる。
サンパウロの市バスのネットワークは広範囲でSPTransによって管理されている。24時間ホットライン(dial 156) でバス路線情報を提供しているほか、乗り換え検索にはグーグルマップも便利だ。バスは現金(R$3)で乗ることもできるし、Bilhete Únicoを使ってもよいだろう。
すべてのメトロ路線は色と番号で区別されている。どこへ行くにも運賃はR$3で、チケットは Bilheteria と表示されたブースで買うことができる。例外を除いて、メトロは朝4時40分から夜12時まで運行している。
Companhia Paulista de Trens Metropolitanosは基本的に郊外に向けてメトロを延長したサービスだが、同時にメトロが開通していない街でも運行している。
タクシーは路上でもひろえるが、もっとも安全なのは電話で呼ぶか、タクシースタンドへ行くか、EasyTaxi、99Taxis、Safer Taxiといったスマートフォンアプリを使うのがよいだろう。タクシーにはメーターがついており、初乗りはR$4.10で1kmごとにR$2.50が加算される。日曜日の夜8時以降は3割増。ほとんどのタクシーでクレジットカードは使えないので、現金を確認しておこう。
Central Táxi 11 3035 0404 Delta Rádio Táxi 11 5072 4499
サンパウロでの運転は心臓に悪い。とくにラッシュ時のドライバーは強引で、渋滞とパーキング事情は悪夢のよ うだ。ブラジルではエタノールが車の燃料として一般的だ。そのため、自分の乗る車がどの燃料で走るものなのか確認しておこう(多くの車はエタノールとガソリンどちらでも走る)。運転免許証とクレジットカード、運転免許証の発行された国と同じ国のパスポートを持っていれば、レンタカー会社で簡単に車を借りることもできる。
Avis 11 2155 2847
Budget 11 2445 4345
Hertz 11 2445 2801
Localiza 0800 979 2000
Movida 11 3075 8686
サンパウロには自転車専用車線は比較的少ないが、イビラプエラ公園、サンパウロ大学そしてピニェーロス川沿いには一部整備されている。また、日曜日と祝日の朝7時から夕方4時まではciclofaixas(車を規制した道)になる場所もある。the Bike Sampaでは、自転車を借りることができ、100カ所ものピックアップポイントがある。このサービスを利用するには、オンライン登録をし(外国人は要パスポート番号)、クレジットカードの情報とR$10のデポジットが必要。電話 (11 3298 8811) やスマホアプリからも自転車の予約ができる。ピックアップポイントで指定された番号の自転車のを選び、朝6時から夜10時まで利用できる。30分は無料だが、次に利用するまでに15分空ける必要がある。最初の30分以降は30分ごとにR$5が加算される。
サンパウロは車社会だが、多くの場所は徒歩で散策することも可能だ。歴史的なセントロ (夜間はやや危険)、ヴィラ・マダレナ、ジャルディンズなどがおすすめ。道を渡る時には、スピードを上げた車に気をつけよう。
サンパウロは障害のある人にとって必ずしも便利な街とはいえない。民間の旅行会社 Go in São Paulo では、移動に困難のある人々のためのツアーや介助を提供している。また、非営利の代理店 Instituto Mara Gabrilli では公的な場所のアクセシビリティに関する情報を提供している。
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