Ardoak アルドアック

代々木八幡駅近くに、2012年6月頭にオープンしたスペイン料理店。カウンター8席、テーブル4席というこじんまりとした店内ではコースのみを提供しているが、9時以降であればアラカルトでの注文が可能。定番タパスやピンチョスの盛り合わせと、米料理から成るコース（3,800円）と、ピンチョスにモダンスパニッシュの要素が強い前菜2皿、米料理、主菜、デザートから成るコース（5,000円）の2本立て。スペイン産赤ピーマンにカレイと海老の滑らかなピュレを詰め、赤ピーマンのソースを添えた一皿のように、絵を描くように盛りつけられた料理は目にも舌にも楽しい。米料理は、日によってパエージャだったりフィデウア（ショートパスタを使うパエージャ）、アロス・メローソ（汁気の多いリゾットのような料理）など、多彩。また、コースに含まれるデザートとコーヒーの代わりに、食後酒かチーズを選ぶことも可能だ。それぞれの皿に合わせたワインをグラスで楽しめるデギュスタシオン（3,000円）もあり、ワイン好きにはうれしい限り。バスク語で“ワイン”を意味する“アルドアック”。代々木八幡界隈でスペインワインとともに料理を楽しむには格好の店だ。