東京、フラワー&プランツショップ10

中目黒、代々木上原、下北沢などで見つかる個性派フラワー&プランツショップ

東京、フラワー&プランツショップ10選

グリーンの植物は居住空間を豊かにし、花は贈った人にも贈られた人にもやさしい気持ちを生み、大切な人との絆を深める。そのため近年、遠方に住む家族に花を贈ったり、インテリア感覚でプランツを買う男性も増えてきているという。ここではタイムアウト東京がおすすめする、東京都内の個性派ショップを10軒紹介する。どの店も、育てやすいものから普段目にすることのない珍しいものまでさまざまな植物が揃い、シチュエーションや贈る相手によって丁寧に対応してくれる店ばかり。ついつい誰かにプレゼントしたくなるような花や植物が見つかるだろう。


中目黒『farver』

駒沢通り沿い、中目黒と祐天寺の間に位置する小さな花屋。デザイナーAyato Watanabeが手掛ける同店は、「ファッションとしての花」をコンセプトに、それぞれのライフスタイルに溶け込む花を提供する。木造の外観には目立った看板がなく、外からは店内の様子が分かりにくいため、一見ショップとは思えないが、一歩中に入ると、秘密の隠れ家のようなわくわくする空間が広がる。独特な雰囲気を持つ店内には、ヴィンテージ調のインテリアや雑貨がディスプレーされ、その周りにさりげなく飾られた生花やドライフラワーが華やかさをプラス。その世界観はショップだけでなく、ウエディングやパーティーなど、さまざまなシーンでも人気を呼んでいる。部屋のアクセントとして一輪飾るもよし、ブーケでドラマティックな演出をするもよし。自分へのご褒美に是非訪れてみて欲しい。

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中目黒『atelier cabane』

駒沢通り沿いに店を構えるDECORATION DE FLEURS atelier cabaneは、魅惑的な生花やドライフラワーを得意とし、独自なアレンジメントを提案している。こじんまりとした外観には個性的な多肉植物や鉢植え、かわいいらしい花が並び、親しみやすい雰囲気。しかしドアを抜けるとさりげなく顔をのぞかせる剥製や標本が飾られた、予想以上に繊細で詩的な空間が出迎える。値段が明確に表記されており、リースや押し花など、そのままインテリアとして部屋に飾れるものも揃う。ドライフラワーやアンティークカラーの花々が現在のように浸透しはじめる前から取り扱っていたことでも定評がある。ベゴニアやアネモネ、ラナンキュラスなど、馴染みの花でも珍しい品種が多くセレクトされている。さまざまな植物にふれあい、感性を磨くのもいいだろう。

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祐天寺『chibi』

祐天寺近く、駒沢通り添いにあるフラワーショップ。大きなガラス窓が目を引く、モダンな外観の重厚なドアを抜けると、店内は広くまるでアートギャラリーに訪れたような感覚を思えるはずだ。小さなエアプランツや生花、大ぶりな木々など扱い、バリエーションの幅が広いものの、どれもオーナーの自由な発想と独自なフィルターを通して選んだものばかり。普段あまり花屋でみることのないケールも、同氏の手にかかれば魅力的に。希望に応じてディスプレーや庭作りの注文にも応じてくれる。生花はエキゾチックなものから可憐なのものまであり、1輪でも充分インパクトがあるが、オリジナリティ溢れるブーケが特におすすめだ。運がよければ、かわいい看板犬が出迎えてくれる。

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三軒茶屋『GREEN FINGERS』

プラントアーティストの川本諭がディレクターを勤めるショップ。現在では、日本で6店舗、ニューヨークに1店舗を展開する人気店だ。静かな住宅街に佇む三軒茶屋店はアンティーク家具や雑貨を中心に、アクセサリーやプランツまで、幅広く取り扱っている。店内を埋め尽くすグリーン類の数々は、育てやすいものから普段目にすることのない珍しいものまであり、店前にまで溢れ出す。植物と合わせて、オリジナルのポット&プレートセットやガーデングッズなども選べるのが嬉しい。新しいガーデンスタイルを提案する同氏の「秘密基地のようなジャンクな空間」を抜けると、ウエディングブランド『FORQUE』のショールームがあり、オーダーメイドやトータルコーディネートの相談することもできる。植物やライフスタイルを豊かにするアイデアを探しに立ち寄ってみてはいかがだろう。

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渋谷『trefle』

渋谷の東急本店から歩いて5分ほど、飲食店やショップが並ぶ商店街を1本入った路地にあるフラワーショップ。白を基調とした空間は、こじんまりとしているものの、花への深い愛情とこだわりが感じられる。2008年にオープンした同店は、「花をプレゼントする機会が増えたら嬉しい」という想いからはじめたものだ。店内に並ぶ生花の数は多くないが、その分厳選され選びやすい。それぞれの要望に応え、またそれぞれの客に合った、新しい花の贈り方や飾り方を提案する。入り口脇には瓶に入ったドライフラワーが並び、花を長く楽しむための工夫がされている。アレンジメントをプレゼントする上で重要な花器も、シンプルで主張しすぎないかごを使用。年に4回、季節ごとに作られているオリジナルのルームミストも販売しているので、気分をリセットしたい時に最適だ。

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代々木上原『mugihana 2nd』

駅から徒歩数分の場所にある、代々木上原の花屋。入り口ではかわいい鉢植えやグリーン類が出迎え、奥に入ると色とりどりの生花が並び、あたたかい雰囲気が漂う。花はやわらかい色やシックな色合い、季節のものなどを中心に珍しい品種を取り揃えているため、ひと味違う花に出会える。程よいアシストと丁寧な接客が心地よく、リピーターを生んでいるのも納得だ。シチュエーションや贈る相手など、柔軟に対応してくれるので気軽に相談してみよう。男性からも人気の高い多肉植物やエアプランツも取り揃えてあるため、幅広い層から支持を受けている。近くには観葉植物や鉢を取り扱う本店もあるので、こちらも是非チェックして欲しい。

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六本木『Qusamura Window Gallery』

hiromiyoshii roppongiのウインドウスペースに繰り広げられる、植物と建築をテーマにしたインスタレーション。広島をベースに日本全国で活動する叢によって展開する常設的な展示だ。「いい顔してる植物」をコンセプトに、店主の小田康平みずから集めた個性あふれる植物が、その特徴を引き出す器とあわせられ、ひとつの作品のように並ぶ。見ためのインパクトはもちろんだが、よく見るとひとつひとつに違った表情があり、不思議と愛嬌すら感じる。おもわず「なんだろう?」と見入ってしまったり、触れてみたくなったりと、大人も知的好奇心をくすぐられる。一点ものが多いので、足しげく通いたい。展示は外から自由に見ることができ、またギャラリー内でも販売を行っている。今後もさまざまな建築家とコラボレーションしている予定なので、ここのスペースに注目しよう。http://qusamura.com

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青山『BIRDHOUSE』

南青山で観葉植物や多肉植物を探すにはまさにぴったりの場所。Acne Studios AoyamaやALEXANDER WANG、アンダーカバーなどの旗艦店が軒を連ねる、ファッションストリートにあるライフスタイルショップは、プロによって厳選された珍しい品種や枝振り、葉振りのいいものを取り揃う。近年では植物を取り扱うセレクトショップが増えてきているが、その中でも同店は「より豊かで充実したワーク&ライフスタイルを応援する」ことを目指し、それが見事に店頭で表現されている。アパレルや雑貨などのセレクトアイテムが、アートや植物と一緒にミックスされ、ワンランク上の空間を演出する。生活を楽しくするアイデアがたくさん詰まっており、実際に職場や居住空間においた場合が想定できるので取り入れやすい。スタイリッシュな鉢や花器があるのも、セレクトショップならでは。

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下北沢『milcah』

下北沢駅南口にあるフラワーショップ。オーナーの山田が植物の色やフォルムにこだわり、質の高いものをセレクトしている。様々なオーダーに応えられるよう、鮮やかな色のものから落ち着きや深みのある生花まで幅広く取り揃えている。ドライフラワーで作られたリースは、細かい要望に合わせて制作するため、1点ものを手に入れることができ、同店の定番人気商品である。近所の人達や女性客はもちろん、そのフレンドリーな雰囲気から男性客も多いのだとか。

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下北沢『FLOWER BAR GARDENA』

下北沢駅から歩いて5分くらいの場所にある花屋。グリーン色の外観にはブリキのポットに入った色とりどりの生花が並べてあり、海外のフラワーマーケットを彷彿させる。値段がお手頃なので、まとめて束で買っても財布に優しいのはありがたい。夜はカウンターバーとして賑わう店内にも多くの花が飾られ、お酒を飲みながら花の香りと美しさを楽しむことができる。店内の花もすべて購入可能で、花束やアレンジメントにも対応可。1回3,500円(1ドリンク付き)でカゴや陶器の花器を使ったアレンジメントのレッスンも行っており、土曜日は定員がいっぱいになることもあるので、気になったら早めの予約を。

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By タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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