東京、パッケージで選ぶ美味しい手土産10

本郷、銀座、麹町、水天宮など、贈りたくなるレトロな包装

東京、パッケージで選ぶ美味しい手土産10選

手みやげを選ぶときには、味はもちろん、折角なら見た目にもこだわりたいもの。ここでは、手みやげの第一印象を決めるパッケージに着目。昔変わらぬレトロデザインから、昭和の流行画家が手がけたもの、クラシックスタイルを取り入れた現代的デザインのものなど、ついコレクションしたくなるような、魅力的な包装の品々を紹介する。


西光亭『どんぐり(くるみのクッキー)』

手作りクッキーで知られる西光亭のパッケージは、絵本のような色鮮やかなタッチで描かれたリスがトレードマーク。「いつもありがとう」「HAPPY BIRHTDAY」などのメッセージ入りや、東京の名所があしらわれた限定版、6個入りのミニサイズなど、豊富なバリエーションがあるので様々なシーンで利用できる。(1,260円)
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ローザー『缶入りクッキー』

半蔵門駅3a出口の目の前にある小さな洋菓子店。レトロなフォントと色使いが絶妙な缶入りクッキーは、3,100円、3,600円、4,100円、5,600円の4種類。バターの風味香るクッキーは、家庭的で素朴だがくせになる味わいだ。人気商品のため、予約分のみで完売してしまうこともあり。確実に購入したいなら、4、5日前には予約をしておこう。
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資生堂パーラー『スペシャルチーズケーキ』

資生堂パーラーの『スペシャルチーズケーキ』は、銀座本店のみで1日15本の限定販売。クリームチーズとサワークリームを贅沢に使った濃厚な味わいだ。プードルと猫のシルエットが描かれた横長の箱は、金色の地に赤い文字、ブルーのリボンのアクセントが美しい。(3,150円)
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マッターホーン『缶入りクッキー』

学芸大学駅近くに構える同店のパッケージは、画家・鈴木信太郎の手によるもの。味わいのある絵のタッチにマッチした、ピンクやマゼンタなどの色使いも愛らしい。同じく鈴木が手がけた西荻窪のこけし屋などとともに、パッケージデザインのマスターピースと讃えられている作品だ。(1,260円)
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神田 志乃田寿司『しのだのり巻き詰め合わせ』

画家・鈴木信太郎によるパッケージは、洋菓子にとどまらない。神田 志乃多寿司の包装紙も、鈴木のデザインによるものだ。包む対象がいなり寿司やのり巻きであろうとも、彼の作風は決してブレない。描かれているのはやはり、どこかとぼけた表情の西洋人形だ。(12個入り1,176円)
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アルプス洋菓子店『ラズベリー』

バタークリームのロールケーキや白鳥をかたどったシュークリーム『スワン』で知られる洋菓子店。くすんだ色合いにクラシックな品の良さが漂う包装紙は、画家・東郷青児が手がけたもの。東郷は、複数の店のパッケージデザインを手がけており、モチーフは常に女性だが、店によって描くタッチを変えているのが面白い。同店の包装紙では、ファッション画のような洗練されたスタイルを見ることができる。(423円)
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洋菓子のタカセ『アーモンドチュイル 2箱入り』

池袋駅前に本店を構える洋菓子店。同店を代表する銘菓『アーモンドチュイル』をはじめ、フルーツケーキやマドレーヌなどの焼き菓子が充実しており、品名ごとにラベルのデザインが若干異なる。2箱以上で利用できる、家と鳥のイラストが入った紙箱も可愛らしい。なお、紙箱を包む包装紙のデザインは、アルプス洋菓子店と同じく東郷青児が手がけたもの。(2,050円)
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紀の善『抹茶ババロア』

抹茶ババロア発祥の店として知られる同店だが、包装紙も注目すべきデザイン。店主夫妻が考えたというグレーとピンクを基調とした色使いとイラストは、程よく力の抜けたモダンなテイストが魅力だ。(640円)
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壽堂『黄金芋』

焼き芋の形を模した銘菓『黄金芋(こがねいも)』を中心に取り扱う和菓子の老舗。個数に応じて、ビニールや紙袋、箱など複数のパッケージがある。紙袋に印刷されているのは、明治30年代に書かれた同店の菓子目録『四季精菓録』。水色の包装紙とマゼンタの紐の色合わせが美しい箱包装もおすすめだ。(1個190円、10個入り1,890円)
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近江屋洋菓子店『ソフトロールケーキ』

レトロ店舗愛好家の巡礼地ともなっている同店のショーケースには、新鮮なフルーツを使ったケーキや焼き菓子が並ぶ。包装紙に描かれているのは、パステルカラーで彩られたモダンな装いの少年少女。化学繊維のリボンにもノスタルジーを誘われる。(1,155円)
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By 松崎雅子
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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