東京にガンダムカフェ“降臨”

ジャブローコーヒーやガンプラ焼きなど、ガンダムの世界観に溺れる

Read this in English
東京にガンダムカフェ“降臨”

日本が世界に誇るアニメーション作品のひとつ『機動戦士ガンダム』。主人公の少年がモビルスーツと呼ばれる巨大なロボットに搭乗し、戦争の中でさまざまな出会いを重ね、成長を遂げる物語だ。1979年にテレビ放映開始、現在に至るまで、テレビ、映画、マンガ、ゲームなど、さまざまなメディアで人気を集め、ロボットアニメの金字塔として君臨している。

そのガンダムの世界初となるオフィシャルカフェ『ガンダムカフェ』が、2010年4月24日、東京・秋葉原に誕生した。女性店員のひとりは必ず、登場人物をイメージしたユニフォームを着て接客しているほか、店内には人形焼きやコースターなどの物販を行うコーナーも併設されている。ガンダムのコアなファンに向けた最新情報の発信だけでなく、“初心者”や海外からの観光客なども楽しめるよう工夫が凝らされた、小型テーマパークのようなカフェだ。

ガンダムカフェは1年を通じての大テーマと、キャンペーンごとの小テーマを設定しており、ガンダム同様、常に進化するカフェを目指すという。現在のカフェは『ガンダムカフェ ver.1』だが、このバージョン1では、“ガンプラ発売30周年”をテーマに掲げ、1980年当時発売されたガンプラをはじめ、現在までの中から、約15種類のガンプラが展示されている。

ここでは『ガンダムカフェ ver.1』をより一層楽しむための豆知識を紹介する。細かい工夫の中に、人に話して聞かせたい情報があふれている。

1分の1サイズ(等身大)の“ガンダム Vアンテナ”

カフェ外観で一際目をひくのが、1分の1サイズのVアンテナだ。Vアンテナは、アニメ作品の主人公が搭乗するモビルスーツ『ガンダム』の頭部にあるシンボル。下から見上げると迫力があり、そこから連想するガンダムのスケールにワクワクする。白壁に施されたLEDラインや曲線が多い内装など、近未来的空間も、まさにガンダムの世界観だ。

©SOTSU・SUNRISE 外観イメージ

12分の1サイズのガンダム

店内に入ると正面上方に12分の1サイズのガンダムが鎮座しており、来店客を出迎える。そのガンダムが見つめているのは、遙か静岡県静岡市。実は2010年7月24日から2011年1月10日まで、静岡市のJR東静岡駅前に、高さ18メートルの等身大ガンダムが設置されることになっており、店内のガンダムは、その場所に向かい思いを馳せているかのよう設置されているのだ。等身大のガンダムは『機動戦士ガンダム』の放映30周年を記念して、2009年7月に東京・台場に展示されたもの。この時も人気を集めただけに、再会が待ち遠しい人も多いはずだ。


看板ドリンク『ジャブローコーヒー』

ガンダムカフェでは、まず“ジャブローコーヒー”を味わいたい。ジャブローとはガンダムシリーズに出てくる重要拠点で、“現実”の世界地図では南米のとある地域にあたる。バンダイは、その南米の大地にあるコーヒー農園で最良の豆を発見。これがきっかけとなり、カフェをオープンすることになったという。ガンダムカフェ専用にブレンドしたというその味は、酸味や苦味は控えめで、コクと深みを強く感じることができる。ジャブロー近辺ではモビルスーツ同士の戦闘も多いが、この豆には放射能汚染の心配はないとのことだ。

ドリンクはこのほか約30種類あり、バータイムには、モビルスーツ『量産型ザク』をイメージしたウォッカベースのカクテル“モノアイ”など、ガンダムの世界観をイメージしたアルコールも飲むことができる。フードメニューは約35種類。こちらも作品に登場する勢力『地球連邦軍』や『ジオン軍』のロゴが随所に施され、ファンの心をつかむ。




テイクアウトメニュー『ガンプラ焼き』

2010年はガンダムのプラモデル“ガンプラ”発売30周年にあたる。そこで1980年に発売されたガンプラ第1号商品をモチーフにした、144分の1サイズのガンプラ焼きを開発、カフェ限定のテイクアウトメニューとして発売されている。味は北海道産小倉あんと、ベーコンマヨネーズがサンドされた2種類がある。このガンプラ焼きは、たい焼きのような表も裏も同じデザインではなく、ガンプラをモチーフに正面、背面ともリアルに再現されている。この鉄板の型作りには試行錯誤を繰り返し、完成まで約半年もかかったという。特に注目したいのが、ガンダムの右手。手元に丸い出っ張りがあるが、これはガンダムが武器であるビームサーベルを持っている設定でデザインされているため。よく見ると、両方の肩先からのぞくビームサーベルが、片方しかささっていない。“マニア”をも納得させるような、細やかな仕上がりとなっている。


トイレもガンダム仕様

男女兼用トイレはガンダム、女性専用トイレはシャア専用ザクをイメージしたデザインが施されている。ボタンを押すとガンダムの起動音が流れたり、ザクのモノアイが点滅したりと、キャラクターが持つ特徴的な世界観をたっぷりと体験させてくれる。


ガンダムカフェ(ヴェニューはこちら

テキスト 基太村京子
※掲載されている情報は公開当時のものです。

タグ:

この記事へのつぶやき

コメント

Copyright © 2014 Time Out Tokyo