2013年01月18日 (金) 掲載
節分の豆まきは、邪気を祓い清め、運気や幸福を招き入れるめでたい行事。寺や神社、そして地上150メートルの高さで開催される、東京各地の豆まきに参加して、2013年の無病息災を願うのもいいだろう。2013年2月3日は、日曜日にあたり、友人や家族と連れ立って出かけ、共に「福は内」のかけ声を楽しみながら、福を招いてみてはいかがだろう。
例年、裃をつけたハローキティが正装で豆撒きをすることで知られている。ここで気をつけたいのは、豆をまく時のかけ声。境内には善男善女しかいないという解釈に基づき、「福は内」のみ。「鬼は外」とは言わないことになっている。年男として豆まきに参加を希望する場合は事前申込が必要(男女問わず30,000円)。10時から16時までの間に、合計5回の豆撒きが行われる。
およそ1万人の参拝者が訪れる、賑やかな節分追儺式。今年度参加する著名人は、松本伊代、小森純、北斗晶など多岐にわたる。参加を希望する場合は事前申込が必要(男女問わず30,000円)。
餅つきや、園児を引き連れた増上寺僧侶と鬼による『鬼問答』に続き、年男年女や、角界関取、芸能人による豆まきが行われる。一般の『特別年男・特別年女』の申し込みも受け付けており、冥加料は祈願札など全て含んで20,000円となっている。
寺院としては、日本で最初に大規模な節分会が行われた場所とされている。現在では、著名人による豆撒きが有名で、毎年約10万人が訪れる。2013年は、アニマル浜口や林家正藏など浅草にゆかりのある有名人の参加が決まっている。11時30分に一次会行列本坊出発、13時30分に二次会行列本坊出発が決まっている。
節分会では、神楽『大黒の舞』や、『鬼やらいの舞』など、伝統行事も開催される。この神楽で、福を呼び、災厄を祓った後、副豆、宝銭、福引き券がまかれる。また、まかれた豆の袋にはくじが入っており、式が終わった後に、景品所で交換することができる。海外からの留学生や観光客の姿も多い。
早稲田大学のそばにある八幡宮は、平安後期に創建され、小穴から阿弥陀像が出現したことから「穴八幡」として知られる。この八幡宮では、冬至の日から節分までの間、江戸時代から金銀融通にご利益があるとされる『一陽来復』のお守りが頒布されため、商売繁盛を願う人が多く訪れる。配布最終日の2月3日には、豆まきが行われている。なお、『一陽来復』お守りは冬至の日の24時、大晦日の24時、節分の日の24時に壁に貼り付けると良いとされている。
豆まきのほか、塩野雅子による童謡コンサートや、小野鶴扇による薩摩琵琶の弾き語り、水天宮神職による雅楽の演奏などが催される。豆まき参加には事前申し込み(大人5,000円、子ども2,000円)が必要だが、当日の参加枠が用意されており、各実施時間の15分前までの申し込みが必須。また、中学生以下を対象に、節分に関するポスターの募集も行っており、先着50名には豆まき招待券を配布する。
渋谷区無形文化財に指定されている『代々木もちつき唄保存会』がついた餅と、豆が一緒にまかれる。豆まきは、大人向けに3回行われた後、最後に小学生以下の子どもを対象に行われる。毎年、約2,000人が参加している大イベントだ。
江戸時代初期から四谷の地に鎮座し、この土地の人々から鎮守様として大切に祀られてきた神社。巳年生まれでなくても豆まきに参加できる(参加費として 8,000円が必要)。当日は社殿で祭典に参列した後に、神楽殿で鬼打ち豆をまく。参加希望者は、電話で事前の申し込みが必要。2回目の豆撒きの後、子どもたちには福袋が配布される。2013年度は日曜開催のため、福袋希望の場合は早めに到着しているほうが望ましい。
高さ150メートルの東京タワー大展望台2階でも豆まきが行われる。増上寺の僧侶が前年の邪気を祓った後、招福を願って美しい景色を眺めながらお菓子や福豆をまく追儀式が10時45分から、東京タワーのマスコットキャラ、ノッポン(紋付袴姿)も参加し開催される。恵方巻きの販売(370円〜)も大展望台2階で行われ、本年度の恵方、南南東がわかるコーナーで21時まで恵方巻きの丸かぶりを楽しめる。
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