W杯の年、アフリカの今を知る

写真展『第1回 絆 - NGOが見たアフリカ』開催

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W杯の年、アフリカの今を知る

アフリカ大陸初のワールドカップ開催を控え、世界各国のメディアからも注目を集め始めているアフリカ。そんなアフリカの現状を知るためのよい機会となる写真展が、4月29日からタイムアウトカフェ&ダイナーで開催される。写真は現地で活動するNGOから提供されているため、リアルなアフリカの数々が目の前に展開される。

参加するNGOは、African JAG Project、ロシナンテス、テラルネッサンス、世界の医師団。それぞれ、マラウイ共和国、スーダン共和国、ウガンダ、エチオピアなどで活動を展開、紛争地域や貧困エリアなどで医療支援、自立支援など人道的支援を行い、人々の笑顔のため活動を続けている。

ワールドカップ開催をきっかけに、NGOが目にしているアフリカの現状、厳しい現実に取り組む人々の活動を知ってほしい。

写真展『第1回 絆 - NGOが見たアフリカ』

場所:タイムアウトカフェ&ダイナー 併設ギャラリー
会期:2010年4月29日から5月12日
時間:月から金曜11時30分から23時30分、土曜13時から23時30分、日曜・祝前日13時から22時
主催:タイムアウト東京、エス・ユー・エス コーポレーション、リキッドルーム

参加NGO

African JAG Project www.africanjag.org/
主な活動国:マラウイ共和国、南アフリカ、ナイジェリア等
活動内容:貧困エリアにおける HIV、AIDS患者及びAIDS孤児の緊急支援。AIDS検査のスポンサー、病院までのトランスポートクーポンの配布、保健衛生、水質改善等に力を注ぐ。その他、音楽やアート等の才能を持つ現地の若者をサポート。チャリティー・CD『African JAG vol.1』をリリースし、現地の状況を世界に伝えている。
メッセージ:今回はマラウイの貧困エリアの現実をお届けします。厳しい現実の中にある子供たちの笑顔。この笑顔が失われない為に……。

ロシナンテス www.rocinantes.org/
主な活動国:スーダン共和国
活動内容:紛争を抱えるスーダンで、日本人医師・川原尚行が医療活動を展開。医療を中心に地域の水質改善、女子学校建設、母子保健、少年サッカーチーム創設など意欲的に活動を展開している。2010年3月に『もうひとつのスーダン』(主婦の友社)を出版。話題を呼んでいる。
メッセージ:支援を必要としている人々から、逆に我々日本人が教えられる大切な生命の輝きを感じてみてください。

テラルネッサンス www.terra-r.jp/
主な活動国:ウガンダ/コンゴ民主共和国
活動内容:誘拐され、戦いや略奪、結婚を強要されたウガンダ北部における元子ども兵の自立支援。職業訓練をはじめ、トラウマケアや平和教育を行っている。
メッセージ:私たちが伝えたいのは“子ども兵”という絶望だけではありません。つらい過去を持っていながらも必死に前を向き歩んだからこそ育まれた“希望”。私たちは信じています。ひとりひとりに未来を変える力があると。

世界の医師団 www.mdm.or.jp/
主な活動国:エチオピア、アンゴラ、リベリア、コンゴ民主共和国、チャド、マリ、マダガスカル、ルワンダ等
活動内容:世界各地に医療・保健衛生分野の専門スタッフを派遣し、人道医療支援を行っている国際NGO。国籍・人種・民族・思想・宗教等のあらゆる壁を越えて世界で最も弱い立場にある人々に支援の手をさしのべている。
メッセージ:世界の医療団では、医療支援の他に、支援の現場の現実を広く知って頂く“証言”も使命のひとつにしています。写真をご覧いただき、世界各地で人々が直面する厳しい現実とそれを変えるために取り組む人々の力を感じて頂ければ 幸いです。

テキスト TOT
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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