災害情報をツイートし続けた6

リック・マーティン:@1rick

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災害情報をツイートし続けた6人

Photo by @imorpheus

本名:リック・マーティン
ユーザーネーム@1rick
所在地:東京、町田の近く
職業:いくつかの出版社やウェブサイトpublications and websitesで活動をしているフリーライターです。たまにウェブの仕事をや、FIVBへのバレーボールのリポートもしています。最近は、思うように仕事がないため、地震情報をまとめる時間がありました。

地震発生時、どこにいましたか?
自宅兼オフィスにいました。ここでビデオが見られます

いつの時点でツイッターを使おうと思いましたか。ツイッターが相応しいと思ったのはなぜですか。
仕事上、ツイッターには常に目を向けているので、地震発生時に「ツイッターを使おう」と思う瞬間はありませんでした。ツイッターは単なるツールにすぎず、ソーシャルメディア全体をあまり褒めそやさない方がいいと思っています。

現実的に言って、ほとんどの人はツイッターを利用していません。だから、私が考えていたのは、他のツールから情報を集め、みんながその情報を再利用しやすいようにまとめること、つまり多様なネットシステムにも対応できるように情報を整えることでした。自分のサイトを更新するよりも、どんなウェブサイトにも載せられる、Storifyモジュールにした方が効果的です。

まず寄付リストなどを、早い時期に始めました。今は、他のエディター達といっしょにジャパンタイムズのウェブサイトのStorifyストリームを更新しています。ひとりでできる仕事ではないので、彼らの協力はうれしいです。

即席のRSSフィードを東京電力と首相の執務室用に作りました。そうすれば、他の人も使えます。また、公表している自分のGoogleドキュメントに、NIRS(放射線医学総合研究所)の発表を載せ、ボランティアによるクラウド翻訳ができるように、それを細かく分けました。ここに公表されています。使えそうなデータを見つけたら、@fleepcomや@mariansteinback、@eroninjapanなど、私より頭脳明晰な人達へ送るようにしています。

ツイッターには、要となるジャーナリストや翻訳家、報道組織のリストをのせ、誰でも即時にフォローできるようにしています。

日本の英語報道機関のほとんどが新聞のみ(もしくは、新聞をウェブサイトに写したもの)なので、もっと動きの速く、多用途で再利用可能な情報は、英語メディア分野の活性化にとって重要だと考えています。

Storifyに関してもう一点。#jpquakeニュースを読むときの問題のひとつに、多くの記事が時間を記載していなかったり、他のタイムゾーンから引用していたりすることがあります。だから、リンクに時間の前後関係を加えると役立つと思います(つまり時系列での掲示)。

その後、東京での生活はどうですか。何か印象的な光景に出会いましたか。
直接には、何もないです。買い物には行きましたが、町田辺りはそんなに混んでもいません。必要ならもっとたくさんの物を買えていたのですが、“パニック買い”はしないようにしています。

正直に、土曜日より以前に「シーベルト」を聞いたことはありましたか。
いいえ。

多くの人が東京の安全性を心配しています。首都から避難することを考えていますか。現時点での考えを教えて下さい。
去る人に対しても留まる人に対しても、意見を言える立場にはありませんが、個人的に言えば、影響要因の評価をしており、今のところはどこへも行きません。

万事良い方へ向かったとして、近い将来、東京で一番楽しみにしていることは何ですか。
もっと太陽熱を利用したインフラです!

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インタビュー ジョン・ウィルクス
翻訳 ウィルクス 恵美
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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