2011年02月28日 (月) 掲載
2011年の東京マラソン、東京都庁前から臨海副都心の東京ビッグサイトまで走るマラソンには3万2000人が、10キロコースには3000人が参加した。過去4回の開催で、3回は雨に見舞われたが、今回は、スタート時の気温が11度という絶好のコンディション。そのせいもあってか、完走率は2010年の94.5%から、97.4%に大幅にアップした。マラソンは、実業団に所属していない、23歳の市民ランナー川内優輝が2時間8分37秒でゴール、日本勢最高の3位となり、2011年夏に韓国の大邱で開催される世界選手権の代表に決まった。川内は、「市民ランナーでもやれることを見せられた。フルタイムで働きながらやりくりするしかないが、こんなレベルではまだ駄目。練習の強度を上げていきたい」と意気込みを語った。
そして、タイムアウト東京が注目したのは、10キロコースに挑戦した観光庁長官の溝畑宏だ(溝畑宏へのインタビューはこちら)。ゴール地点となる日比谷公園で待ち構えていると、ちょんまげのかつらをかぶってにこやかに登場。「スポーツを通して東京にたくさんの人が集まって、沿道の人と、走る人がひとつになって、本当に素晴らしいし、スポーツ観光が各地に広がってほしいと思いますね。僕もまた42.195キロに挑戦してみたいですね。5月には、『2011トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会のエイジ部門』に参加しますから、応援してください。がんばります!」と、疲れもみせずに、次回参加大会への意欲を見せた。
さらに、4台のiPhoneとiPadを駆使し、Ust生中継しながら42.196キロを駆け抜けたジョセフ・テイム(ジョセフ・テイムへのインタビューはこちら)。コースでは、他ランナーからも写真を撮られて大人気だ。32キロの茅場町地点でキャッチしたところ、「つかれたー」ともらしながらも、6時間強の記録で無事にゴール。完走後のつぶやきは、「完走した!応援してくれた皆さん、言葉にできないほど感謝しています」だった。
美ジョガーや趣向をこらした仮装など様々な人が集まった、東京マラソン2011のフォトギャラリーで楽しんでほしい。
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