進化する池袋へ

東口に続き西口も、池袋が新しい街に生まれ変わる

進化する池袋へ

エソラ池袋

池袋はJRや私鉄、地下鉄が乗り入れるターミナル駅で、山手3大副都心のひとつだ。大規模な繁華街、歓楽街を有する大都市でありながら、長年、新宿や渋谷に勝てない“2番目の街”としてのイメージも定着してしまった。そこで、豊島区を中心に進められているのが「池袋副都心グランドビジョン」という開発計画。2011年にはすべての計画が終了し、池袋が大きく生まれ変わるという。東京メトロが運営するショッピングビル『エソラ池袋』もその計画のひとつで、40年来変化のなかった池袋駅西口にオープンした。今回のオープンによって、西口周辺の活性化につながるのはまちがいない。この『エソラ池袋』開業には3年の歳月がかけられ、地下鉄につながる『エチカ池袋』とあわせて、地下と地上の開発が完成した。ヤマダ電機『LABI1日本総本店池袋』のオープンなど、最近話題に事欠かない東口だけでなく、西口の開発が進むことで、池袋はさらに進化する。

エソラ池袋

2009年11月27日(金)にオープンした地下1階、地上9階の東京メトロが運営する商業ビル。『エソラ』という名称は、地下鉄の利用客にとっていい空であるようにとの思いから名付けられた。東京メトロ有楽町線の池袋駅改札に直結しており、会社帰りや待ち合わせに便利な、池袋駅西口のランドマーク的スポットの登場となった。全40店舗のテナントの約90%が池袋初出店。20から40代の流行に敏感な女性たちに向けたファッションブランド、ライフスタイル雑貨、レストラン、カフェなどが揃う。

住所:東京都豊島区西池袋1-12-1
電話:株式会社メトロプロパティーズ 03-5812-1310(平日10時00分から17時00分まで)
営業時間:ショップ10時30分から21時30分まで
     レストラン11時00分から23時00分まで※一部店舗を除く
ウェブ:www.esola-ikebukuro.com/

エスパス・アール

『エソラ池袋』と2009年3月にオープンした『エチカ池袋』を結ぶ新ゾーン『エスパス・アール』。約50メートルにも及ぶアート・ショーケースや、飲食も楽しめるくつろぎの空間となっている。アート・ショーケースは、『エチカ池袋』のキャラクター『エチカちゃん』の部屋から、パリ・モンパルナスをイメージした街並みを再現している。カフェ『Patio de METRO』は8時00分から22時30分まで。

高矢禮 健(ゴシレ ゴン)

2009年11月27日(金)、西武池袋本店地下1階にオープンした新しいタイプの韓国デリショップ。同店は韓国俳優ペ・ヨンジュン氏が監修を務めた韓国伝統料理店『高矢禮』のオリジナルデリショップだ。韓国の先人たちから生まれた食の知恵を生かし、体に優しくクオリティの高い料理を提供してくれる。メニューは、サラダ、ビビンパ(まぜるご飯)、サムパ(包むご飯)、お粥、ギフトの5つのカテゴリーに分けられている。

住所:東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店地下1階
電話:03-3981-0111(西武池袋本店 大代表)
営業時間:10時00分から21時00分まで(日祝は20時00分まで)
ウェブ:www.gosireh.com/

ヤマダ電機LABI1日本総本店池袋

2009年10月30日、今までの家電量販店の枠にとらわれない、まるでデパートのような店舗がオープンした。地下2階から地上6階の約7000坪のフロアには、最新家電を始め、ブランド品、おもちゃ、CD、DVD、日用品、お酒、医薬品、書籍など約150万点の商品が並ぶ。また7階には、カフェから居酒屋まで9店舗が揃ったレストランモールもあり、ここで1日中楽しむことができる。屋上にはフットサル専用コート「アディダス フットサルパーク」もある。2009年11月6日には、携帯電話、PC、ゲーム、ガンダムグッズなどさらに細分化された『LABI1池袋モバイルドリーム館』もオープンした。

住所:東京都豊島区東池袋1-5-7
電話:03-5958-7770
営業時間:10時00分から22時00分まで
ウェブ:www.yamadalabi.com/i-souhonten/

アジア舞台芸術祭2009

2009年11月29日(日)まで
アジアの舞台芸術を一堂に集め、紹介するイベント。日本人アーティストを各都市に派遣して共同制作した作品や、東京の若手劇団によるショーケース、アジアの食を題材にした一人芝居など、さまざまなプログラムを上演する。同芸術祭はアジア各国を回っており、東京で開催されるのは7年ぶり。池袋西口公演には、アジア各国の食を集めた屋台村が登場している。地下1階のロワー広場にある特設会場『亞細亞城』では、ソウルのソウル市立劇団、台北の世紀當代舞團、ハノイの国立タンロン水上人形劇団などが公演を行っている。

開催場所:東京芸術劇場
問合せ:アジア舞台芸術制作オフィス 03-3477-0807
申込み:入場無料。公式ウェブサイト、もしくは専用FAX用紙で公演前日18時00分までに応募。当日券は先着順に配布。

テキスト 寺田愛
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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