2010年09月10日 (金) 掲載
旧暦8月15日は十五夜、中秋の名月だ。この日はススキを飾り、団子や季節の果物などを供え、月を眺める。2010年は、9月22日(水)が中秋の名月にあたる。家でのんびりと月夜を楽しむのも良いが、月での暮らしに思いを巡らせたり、地上150メートルまで歩いて昇って月を眺めてみたりと、さまざまなイベントに参加してみるのはどうだろうか。ここでは、都内で開催される“お月見”イベントをピックアップした。
2010年9月22日(水)の中秋の名月に合わせ、月にまつわるさまざまなイベントが開催される。まず、館内に入るとすぐ目にとまる、直径約6.5メートル、約100万個のLEDが貼り込まれた世界初の球体ディスプレイ『ジオ・コスモス』が、月に変身。月周回衛星『かぐや』が捉えた月の映像を映し出し、昼間の月を楽しむことができる。また、特別展示『月に移住!暮らしはどうなる?―15のポイントで適応度チェック』では、地球と月の生活の差を知ることができる。チェックを終えると、150センチ以下の子ども限定で、船外活動服のレプリカの試着も可能だ。このほか、レストランなどでも、月にまつわるメニューが用意されている。
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大展望台までおよそ600段ある外階段を、月を眺めながら昇ることができるイベント。通常は土曜、日曜、祝日の、11時00分から16時00分の間のみ解放している。子どもでも15分ほどあれば昇りきることができるが、疲れたとしても途中でエレベーターに乗り換えることはできない。階段を使って大展望台までたどり着いた人全員に、非売品で、ナンバリング入りの『ノッポン公認 昇り階段認定証』がプレゼントされる。ムードを盛り上げるため、階段の踊り場にはススキが飾られ、大展望台の特設ステージには月見団子も供えられる。
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岡本太郎が創作活動を行った岡本太郎記念館の庭が、満月の日にライトアップされる。プロジェクターを使用し、作品にさまざまな模様の光が当てられ、幻想的な空間が広がる。館内では現在『街のなかの太郎』展が開催中。また、第13回岡本太郎現代芸術賞『岡本敏子賞』を受賞した辻牧子による新作も展示されている。
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秋の花を用いて作る『お月見フラワーアレンジメント』、秋の月のエネルギーを身体に流す『月見YOGA リラックス&リフレッシュ編』、6種類のお茶で自分のオリジナルブレンド茶を作る『月見茶会 月の下で世界に1つのお茶をつくろう』など、月明かりを感じながら、さまざまな“自分磨き”のレッスンを楽しむことができる。各レッスンは1時間程度で、参加希望者は、当日講座開始の1時間前から先着順で受け付けする。
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9月21日(火)、22日(水)の2日間、秋の夜を楽しむ鑑賞会が開かれる。21日は、日本古来の物語を音楽と語りで現代に蘇らせるエンターテインメントイベント『古夜 INISHIE・NIGHT』で、月夜見尊の神話が演じられる。月夜の下、おおたか静流の歌とともに、いにしえの時代が浮かび上がる。22日(水)には、『雅楽の夕べ 第43回 日枝神社 仲秋管絃祭』が催され、『山王太鼓』『雅楽』『巫女舞』『舞楽』が奏される。
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