週末しかできない25のこと

9月27日(土)

週末しかできない25のこと

Photo: Bernard Bisson/ JDD / SIPA, 2011, Paris, Courtesy: Home Movie Factory Association




第31回 増上寺 薪能(2014)

ステージ
アラウンドタウン
2014年9月27日(土)
会場:増上寺
東京タワーを背後に抱える増上寺で行われる、歴史ある薪能。そのルーツは江戸時代まで遡る。漆黒の闇の中で篝火を焚いて舞われる薪能では、舞台の環境によって雰囲気が大きく左右される。その意味で、都心の一等地にありながら静けさと清らかな暗さを湛える増上寺、とくに能舞台の設営される参道は、全国でも有数のセッティングと言えるだろう。増上寺の本尊、阿弥陀如来に奉納される今年の演目は、能『嵐山』、狂言『伊文字』、半能と呼ばれる簡略化された演目『半蔀(はじとみ)』。京の桜の美しさを表現する『嵐山』はもちろん、『源氏物語』の夕顔を扱った『半蔀』にも、日本文化が花に感じ取ってきた優雅さや気高さを認めることができるだろう。ナンセンスな笑いを誘う狂言では、大蔵流の人間国宝、山本東次郎が演じる。
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スーパーSF日本特撮映画大会 秋の獣人 改造人間まつり

映画
2014年9月27日(土)
会場:新文芸坐
朝の5時までSF特撮映画を楽しむ上映会が行われる。今回は、『秋の獣人 改造人間まつり』と題し、本多猪四郎が監督した4作品『獣人雪男』、『フランケンシュタイン対地底怪獣〈バラゴン〉』、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』、『緯度0大作戦』が上映される。特撮映画の面白さを改めて感じてほしい。
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マティアス・ピニェイロ映画祭2014

映画
2014年9月27日(土)、28日(日)
会場:UPLINK FACTORY
先月、ロカルノ映画祭にて新作『フランスの王女』を発表したばかりのマティアス・ピニェイロ監督。監督の4作品を特集した映画祭が開催される。注目したい作品は、長編デビュー作であり、白黒16ミリフィルムで撮影された『盗まれた男』。監督の来日も決定し、各日の最終回には質疑応答やアルゼンチン映画についてのレクチャーが行われる。世界が注目するアルゼンチン映画の若き才能の作品を目に焼き付けてほしい。
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TONDABAYASHI RAN EXHIBITION JAPANESE IMPATIENS

アート
2014年9月27日(土)~10月5日(日)
会場:VOILLD
イラスト、コラージュ、ペインティングなど、様々な手法で世界感を作り上げるアーティスト、とんだ林蘭の展覧会が開催される。ギャラリーでの大々的な個展は今回が初となり、会期中の10月4日(土)には、とんだ林蘭と親交の深い音楽アーティスト、VIDEOTAPEMUSICとのコラボレーションイベントも開催される。また、オープニングパーティーには、TOMMY(BOY)、SMZDSK (riversidemarket / パブリック娘。)、SEX 平島 (MANGA SHOCK)、山﨑 大貴(MANGA SHOCK)が駆けつけ、華やかな一夜になりそうだ。
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東京大茶会 2014

アラウンドタウン
2014年9月27日(土)~10月12日(日)
会場:江戸東京たてもの園
様々な流派が一堂に会する大規模な茶会が開催される。本格的な茶席をはじめ、秋空の下で楽しむ野点や初心者向けの茶道教室など、茶道に馴染みのない人や海外から訪れた人なども気軽に楽しめる茶会になっている。江戸東京たてもの園会場では、よりたくさんの人にお茶を楽しんでもらうために新たな茶席が増える。
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ミシェル・ゴンドリーの世界一周

映画
アート
2014年9月27日(土)~2015年1月4日(日)
会場:東京都現代美術館
ビョークのミュージックビデオや、映画『エターナル・サンシャイン』で知られる気鋭の映画監督、ミシェル・ゴンドリーの作品世界を堪能できる展覧会。無料エリアとなる第1部『ホームムービー・ファクトリー』では、10人ほどのグループで脚本からキャスティング、演出、撮影まですべて3時間で行うワークショップが開催される(毎週水、土、日曜日、祝日)。路地裏やカフェ、電車など12の魅力的なセット見学や、撮影後の上映会のみの鑑賞も可能だ。第2部『Around the World in 19 Videos』は、ゴンドリーの代表的なミュージックビデオ作品19本をフィーチャリングしたインスタレーション。遠近法や鏡、ストップモーションや逆再生を利用したシンプルなトリックで、日常風景も白昼夢のように変えてしまうゴンドリーの映像魔術を体感できる。映画で実際に用いられた、奇妙でロマンチックな小道具なども展示される。
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BCTION アンコール開催

アート
アラウンドタウン
2014年9月27日(土)、28日(日)
取り壊しが決定した都心のビル1棟を美術館として再利用するアートプロジェクト『BCTION』の展覧会が、急遽追加開催されることが決定した。美術家の大山康太郎と写真家の嶋本丈士が主宰する同プロジェクトでは、70組を超える若手アーティストが参加し、1フロア平均250㎡、全9フロアのオフィスビル内の床や壁、すべてを使用して思い思いの作品を制作。無料で観覧できるアートスポットとして期間限定で解放され、1万人を超える来場者を記録し話題となった。今回その好評の声に応え、2日間のみのアンコール開催が決定。当日は、ライブペインティングやパフォーマンスなどのイベントも開催される予定だ。入場は無料、ただしBCTIONオフィシャルサイトまたはpeatixより無料チケットの申し込みが必要となっている。
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名画座主義で行こう 名画座ギンレイホール40周年特別企画 神楽坂映画祭

映画
2014年9月27日(土)~10月10日(金)
会場:ギンレイホール
開館40周年を迎える名画座、飯田橋ギンレイホールにて、名画座の果たす役割を改めて考える映画祭が開催される。シネコンの台頭や若い世代の映画館離れによって閉館が相次ぐ名画座。同イベントでは、映画がごく日常的なものだった名画座全盛期の時代を振り返り、名作の上映とともに映画館の魅力を発信していく。期間中は、神楽坂にゆかりのある女優、加賀まりこの出演作『乾いた花』の上映とトークショーや、自主映画時代に同映画館でアルバイトをしていたという森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』と『ライブイン・茅ヶ崎』の上映とトークショーなど、豪華なイベントが盛りだくさんだ。また、弁士付き無声映画公演や、飯田橋ラムラにて名画座写真展、野外上映会(無料)の開催も予定しており、当時を知る人にとっては懐かしく、若い世代には刺激的な体験となるだろう。上映スケジュールおよびイベント情報は公式ホームページを確認してほしい。
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ラストミニッツ


森のビアガーデン(2014)

レストラン/カフェ
2014年9月27日(土)まで
会場:明治神宮外苑/児童遊園
明治神宮外苑の児童遊園内にオープンする、東京の夏の風物詩とも言えるビアガーデン。緑に囲まれた会場には滝も流れ、都心にいることを忘れさせるような開放的な雰囲気。人気の飲み食べ放題プラン(男性4,100円、女性3,800円)ではビーフ、ポーク、味付けラムなどの盛り合わせプレートと、ドラフトビール3種をはじめとするドリンクメニューが思い存分に楽しめる。1,000人を収容できる大きな会場ではあるが、人気があるので早めの予約がおすすめだ。
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レストラン ルーク 天空のビアテラス(2014)

アラウンドタウン
2014年9月27日(土)まで
会場:RESTAURANT LUKE
スカイツリーと東京タワーが見渡せる東西に突き出した2つのテラスが特徴のレストランルークで、ビアテラスイベントが開催されている。国産牛ロースステーキがメインの『東京スカイツリー側プラン』(5,500円、ドリンク代別)とイベリコローストがメインの『東京タワー側プラン』(4,500円、ドリンク代別)とそれぞれのプランに別れている。東京ベイエリアを見渡せる海抜221メートル、47階に位置するスタイリッシュな空間で、普段とは違う時間を過ごしてみてはいかがだろう。
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テキスト タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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