イラストレーション:桑原節
2013年09月30日 (月) 掲載
今週は「人の目に打ち勝つ人」。人から視線を浴びせられるような浮き立つことをしたとしても、気にならない時。そこにあるのは「人は人、自分は自分」といった、確固たる自分で、自分が正しいと思うことをやり通す意志はとても強い。人の視線が気にならなくなるがあまりに、人のことにも関心がなくなってしまい、無意識のうちに冷たい反応をしてしまうことがある。素気ないメール、薄いリアクションなど、相手を悲しませてしまわないようにだけ注意。
今週は「控え目の人」。ちょこちょこ素敵な出来事に恵まれ、割と幸福感の強い時。ただその幸せな気持ちを表に出すことなく、いつ通り坦々と生活を送ろうとする。もし、恋人ができたとしても自慢することなく、下手したら誰にも言わないこともあるぐらい。それは、秘密主義なのではなく、ただ控え目なだけで、自分が目立ったり、褒められたり、話題の中心になったりするのが苦手なだけ。ひそかにそっと一人で幸せを味わっているのが、今は心地がいい。
今週は「純愛の人」。よこしまな考えがなく、ただ愛情だけで相手を想うことができる時。それだけ「好き」の気持ちが強く清らかで、その気持ちが全ての原動力になるといっても過言ではない。好きになってしまうと、その想いの傾け方は、周りから見れば尋常でなく見えてしまうかも。また、その純愛は恋愛だけでなく、趣味にも向けられることがあり、同じように好きになれば、どっぷりのめり込んでしまう。純粋さは時に狂気、その狂気が時に魅力。
今週は「人当たりの良い人」。それはつまり感じの良い人。それだからこそ、嫌われることがほとんどない。その代わりに、溺愛されることもあまりない。いわゆる「中庸」と呼ばれる状態で、社会というところを中心に考えるなら、一番上手く生きられる人と言える。そういう人の不安は、八方美人になってしまうこと。誰にでも優しいのは人当たりの良い人、誰にでもいい顔するのは八方美人。その違いは難しいが、ポイントは心があるかどうか。
今週は「寝ぼけているような人」。何を言ったか忘れてしまい、無責任な発言が増えてしまう。それは、「いい加減」とか「思いつき」とか「その場しのぎ」などに近く、あまり考えてはいないのが原因と言える。じゃあ「よく考えろ」と叱責すれば、済む話しと思うかもしれないが、そう甘くはない。人は繰り返す生き物、人は簡単には直らない動物、その言葉が身に染みることになるはず。できるだけ、無責任でいても問題のないポジションや状況に身を置こう。
今週は「邪道を進む人」。王道が正しい道とするなら、そことは真逆の間違った道を進んでしまう。ただそれが、今に限っては間違いではない。常識から逸脱するような行動をとるかもしれないし、理解されないようなことを実行してしまうかもしれない、けれどもそれが功を奏してしまう。普通から見たら駄目なことも、駄目でない場合があるので、普通という考えには捉われず、「駄目なこと」を選択肢から外さないこと。今はできるだけタブーをなくす姿勢こそが、何よりも大切になる。
今週は「立て直す人」。形ある物はいつか崩れるが、崩れた物は根気があれば立て直すことができる。その「根気」が備わり、遺跡の修復修理のように立て直しを図ろうとする。新しいものを作り上げるのではなく、あくまでも修復であり、立て直しであることを覚えておこう。人間関係、人の評価、恋愛、夢など、崩れてしまったものがあるなら、取り返すチャンスだと思ってほしい。ケンカした人に連絡してみよう。失敗した仕事をもう一度チャレンジしてみよう。今なら、まだやり直せる。
今週は「断るのが苦手な人」。それは二つの理由から。断ることと断らなかったことの両方を想像し、どちらが得か、または楽しいかで悩んでしまうのが一つ目。断ったことで相手に嫌われてしまうと思って悩んでしまうのが二つ目。その両方に挟まれて、断れない優柔不断な自分が出来上がってしまう。断れないなら断らずに「全て受け入れる」と決めてしまい、悩みを消してしまおう。全てを受け入れられるだけの、柔軟性と順応力は持っているから安心して。
今週は「イメチェンする人」。鏡で見た自分に対して物足りないと思ってしまう時。「インパクトに欠ける」「普通過ぎる」といった言葉が浮かんできて、今のままではいけないような気持ちになってしまう。それは、刺激的な人物になりたいという願望が湧いてくるのが大きく、どうしても何かスパイスを加えたい衝動にかられてしまう。その結果、イメチェン。髪形、服装、メイクなど、いつもとは違うものを取り入れたくなる。また、言動や行動が刺激的になる場合もある。毒舌、暴走に注意。
今週は「いつも緩んでいる人」。弛緩しっ放しの状態で、緊張は全くなし。しまりがなくだらけているように見えてしまう可能性があり、その姿を見た人たちの間で賛否両論わかれてしまう。緊張感がない、やる気が見られないなどの否定派の意見と、ほっとする、いい具合に力が抜けているなどの肯定派の意見が同時に飛び交う。そういう状況なので、人の言葉は気にしてもしょうがない。一つ言えるのは、緊張感のある状況よりも、リラックスした状況の方が向いているのは確か。
今週は「馬鹿になれる人」。年を取れば取るほど、立場が上になればなるほど、賢さを求められている気がして、無理に自分を着飾ってしまうもの。だが、今はそれを打ち破って、馬鹿まっしぐらになれる。はちゃめちゃにはしゃいでみたり、ノリに身を任せて踊り狂ったり、自分を止めるものは何もない。そう思える。大人だから、社会人だから、そういったしがらみが今だけは薄まるはず。かっこつけないことがかっこいいことと思って、馬鹿になろう。
今週は「実力はある人」。この後に続く言葉は「でも結果がでない」。そう、今はなかなか結果に恵まれず、辛酸をなめる状況にある。ただし、忘れてほしくないのは「実力はある」ということ。タイミングが悪く、その実力が上手く結果に結びつかないだけなので、やけにならないようにだけして、辛抱強く、時が来るのを待とう。待つ間は腕を磨いて、さらに実力を高めておくべき。チャンスは突然訪れると言われるように、結果も突然予期せぬ形で現れる。
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