2015年06月07日 (日) 掲載
これだけは譲れない、といった口調で各自が口にする「今年のベストアクト」が見事にバラバラなフェスは、良いフェスと言える。
タイムアウトのグローバルサイトであるTime Out.comが特集した『The 50 best music festivals in the world』でも34位にランクインしたTAICOCLUB。今年は2015年5月30日(土)から5月31日(日)にかけて開催され、会場である長野県木曽郡木祖村 こだまの森に全国から音楽ファンが集まった。
タイコクラブは、ロック、ポップスとクラブミュージックを横断するラインナップのフェスとしては、無闇に規模を拡張せず、また、保守的になりすぎることのない絶妙なラインを保っている希有な存在という点で、信頼を集めているイベントと言えそうだ。今年の出演には、Autechre、Marcel Dettmann、Monolake、Svreca、Nosaj Thing +Daito Manabe、Clark、Radio Slaveら、いつも以上に充実したエレクトリックミュージック陣に加え、ROBERT GLASPER EXPERIMENT、BOREDOMS、EGO-WRAPPIN'、Young Juvenile Youth、Sugar's Campaignなど、バンド勢も旬なアーティストたちを迎えた。主催側は最後まで表立ってアナウンスすることはなかったが、実は今年で開催10周年。実りある齢を重ねた同イベントの今年の模様を、写真とともに振り返ってみよう。
Copyright © 2014 Time Out Tokyo
コメント