東京、ベストショップ100

51. M's: Pop Life sex department store

秋葉原駅前にあるアダルトショップ。「大人のデパート」を謳う6階建の建物には、DVDからコスチューム、セックストイなどが所狭しと並び、1,000円のガチャガチャでは、景品として使用済みの女性下着が出てきたりと、日本のクレイジーさと創造性に満ちている。変わった客ももちろんいるが、若い夫婦にも非常に人気があり、何より最も興味深いのは、こんな店に行くのもごく普通のことだと捉えられていることかもしれない。
M's: Pop Life sex department store

52. ダイソー 原宿店

安い土産や家庭用品を探しているのなら、ここに行ってみよう。100円均一ショップの代名詞的存在、ダイソーの原宿店は、フロアガイドが英語と日本語のバイリンガルで対応しており、海外からの買い物客にもおすすめだ。
ダイソー 原宿店

53. トマト 本館

店名からトマトの専門店かと予想するかもしれないが、ここは生地を卸売価格で買える専門店だ。5フロアからなる店内は、天井から床まで、膨大な生地で埋め尽くされている。日暮里駅東口の通称『繊維街』にあり、近くにはビーズやアクセサリーなどを販売する別館もある。
トマト 本館

東京を彩る旬の13店 ―ニューフェイス―

54. the POOL aoyama

藤原ヒロシがディレクションを手がけ、2014年4月にオープンした青山のコンセプトストア。1970年代初頭に建てられたヴィンテージマンションの1階、かつて住人用室内プールだった場所を、当時の面影を残したまま改装。定期的にテーマと室内の装飾を変え、東京のファッションシーンを体現している。最先端のアイテムを追い求める人は、ぜひ訪ねてみてほしい。クールな土産探しにおすすめだ。
the POOL aoyama

55. Hotel Emanon

2014年6月にオープンしたこのヴェニューは、ホテルと名が付くものの、残念ながら宿泊はできない。実際は、職人が作る料理とコーヒーを楽しめるレストランであり、生活用品や家具が買えるインテリアショップだ。定期的に様々な店とコラボレーションし、ポップアップストアを開催している。
Hotel Emanon

56. フェザーズゴッファ X

大阪の古着屋界の雄、フェザーズゴッファが東京へ進出。原宿の古民家を改築した空間が印象的だ。屋外からの木漏れ日が差し込む1階には厳選された古着が並び、2階では展覧会やワークショップなどを行っている。
フェザーズゴッファ X

57. Cibone

青山のインテリアショップ、Ciboneが2014年に閉館した青山ベルコモンズから青山通り沿いに移転オープン。「新しいアンティーク、新しいクラシック」というテーマを掲げて大リニューアルを果たし、話題となった。気鋭のインテリアデザインユニット、DAIKEI MILLSの中村圭佑と工藤桃子が手がけた空間に、世界中から厳選した家具、日用品、ファッション、アート、コスメなどが並ぶ。定期的に店内でのイベントも企画しており、展覧会やポップアップストアを積極的に開催している。
Cibone

58. STUDIOUS 神南店

最近、勢いのあるこのセレクトショップは、国内ブランドのみを扱い、ローカルプロダクトをグローバルな顧客に送り出している。渋谷にオープンした神南店は『N.Hoolywood』や『White Mountaineering』といった人気ブランドのハイエンド製品を揃えており、スタイリッシュな「東京土産」の棚も見逃せない。
STUDIOUS 神南店

59. Hyper Market

スマートフォンやタブレット向けのユニークなアクセサリーを扱う専門店。この原宿店は、世界中から集めた商品をスポーツ＆ヘルス、音楽、近未来、ビジネス＆トラベル、ガジェット＆トーイといったカテゴリーに分けて展示販売している。あなたのモバイルライフをさらに一歩、進化させてはいかがだろう。
Hyper Market

60. WIND AND SEA

写真家、スタイリスト、クリエイティブディレクターとして活躍し、世界中のトレンドのエキスパートでもある熊谷隆志がオープンした店。彼自身のライフスタイルをベースに、デザインを手がけるブランド『NAISSANCE』をはじめ、世界各地を旅して出会ったヴィンテージアイテムや雑貨を販売している。なお、平日の営業は不定期。
WIND AND SEA

61. notoria.

渋谷にあるアンティークショップ、Grimoireの十倍直昭が、2014年にオープンしたコレクションスペース。世界中から収集したアンティーク家具、雑貨、オブジェなどが並ぶ。隣には展覧会や撮影会向けのスタジオスペースも。
notoria.

62. SURR by LAILA

この店は、ずいぶん見つけづらい場所にあるが、苦労しても探す甲斐がある。もしヴィンテージファッションオタクなら、様々な時代の高品質なデザイナーメイドのメンズウェアとアクセサリーを見て歓喜することだろう。
SURR by LAILA

63. White Mountaineering

日本のファッション界をリードするデザイナー、相澤陽介のブランド『White Mountaineering』の旗艦店。広々とした店内には、アウトドアをデザインコンセプトに取り込んだ同ブランドの最新のコレクションアイテムとともに、ベーシックライン『Wardrobe』を取り揃えている。
White Mountaineering

64. BLOOM&BRANCH

青山の骨董通りに、2014年にオープンしたセレクトショップ。優れたセレクトセンスと上品な雰囲気で、日本とヨーロッパの洗練されたハイブリッドスタイルのファッションを発信している。三軒茶屋のOBSCURA COFFEE ROASTERSがプロデュースした、併設のエレガントなカフェスペース、COBI COFFEEと、Brift Hの靴磨き職人が駐在するシューシャインバー、THE BARも魅力。
BLOOM&BRANCH

65. 秋葉原ラジオ会館 本館

1950年に開業し、秋葉原のテクノロジーとキャラクター文化のシンボルとなった場所の1つ。改築工事のために2011年に閉館したが、規模を拡大してリニューアルオープン。フィギュア、アイドルグッズ、トレーディングカードゲーム、あらゆる電子製品が揃う電気街の集合商店だ。ここから新たな秋葉原が発信されていくだろう。
Akihabara Radio Kaikan

66. IMA CONCEPT STORE

写真に焦点を当てた『IMA Gallery』、『IMA Books』、『IMA Cafe』の3セクションで構成された、六本木のコンセプトストア。国内外の写真家が作品を展示し、ワークショップやトークイベントを通して、哲学をシェアできる新しいスペースだ。本屋は2000タイトル以上の品揃えを誇り、日本では見つけるのが難しい独立系レーベルのコレクションもある。三軒茶屋のOBSCURA COFFEE ROASTERSが監修したコーヒーを片手に、500㎡の広々とした店内を歩き回ってみてはいかがだろう。
Ima Concept Store

本のある生活を楽しむ13店 ―書店―

67. B&B

店名を聞いて「Bed & Breakfast」かと思うかもしれないが、このヴェニューで目玉焼きを片面焼きにするかどうか訊かれることはない。名前の由来は「Book & Beer」。酒を片手に夜遅くまで本を読みたい人には、最適の場所だ。毎晩開かれるトークイベントを覗いたり、目黒のインテリアショップ、KONTRASTのヴィンテージ家具を買って帰るのもいいだろう。
B&B

68. 代官山 蔦屋書店

完璧な書店が代官山の地に姿を現した。「T」の格子で装飾された、3棟の連結ビルの店内に、注目の新刊、古書、国内外のアートブック、雑誌のバックナンバーなど、こだわりを持って選書された本が並ぶ。建築設計事務所、クライン ダイサム アーキテクツが作り上げた空間は必見。売り場には各分野に精通したコンシェルジュスタッフがいるので、探している本があれば、気軽に尋ねてみよう。貴重なヴィンテージ雑誌とカクテルを洗練された環境で楽しみたいなら、2階のラウンジで素晴らしい時間を過ごせる。
代官山 蔦屋書店

69. POST

東京都写真美術館から程近い、恵比寿の閑静な裏路地にある独立系書店。海外の出版社とも密接に仕事をしており、ここでは新刊だけでなく、日本で紹介されていない洋書や古書、ローカルタイトルも見つかる。
Post

70. NADiff a/p/a/r/t

東京で最も品揃えが豊富なアート書店と言ってもいいかもしれない。国内外の現代美術の本やグッズが充実。地下のギャラリーでは、旬のアーティストの展覧会を定期的に開催している。
NADiff a/p/a/r/t

71. BOOKMARC

ファッションデザイナーのマーク・ジェイコブスが手がける、新感覚ブックストア。マーク自身のインスピレーション源となる、アート、ミュージック、カルチャーなどに関する厳選された洋書をはじめ、レアなヴィンテージブック、オリジナルのステーショナリー、トートバッグ、アクセサリーなどを販売。地下には、メンズファッションライン『マーク BY マーク ジェイコブス メンズ』の日本初の路面店があり、あわせてチェックしたい。
BOOKMARC

72. 小宮山書店

古本のメッカ、神保町にある老舗古書店。東京で最高の古本屋の1つだろう。特にファッション、写真、現代美術、東京のサブカルチャー、江戸＆東京文化に関する本の品揃えは、素晴らしいの一言。
小宮山書店

73. onSundays

外苑前にあるワタリウム美術館のミュージアムショップ。地下の書店はアートや写真、建築などに関する本を幅広く揃えており、1階にはステーショナリーや雑貨が並ぶ。注目すべきは、ポストカードの品揃え。美しいポストカードの数々を、土産に買い込んでしまうことだろう。
onSundays

74. Shelf

最新の写真集から絶版本までを扱う写真集専門店。ワタリウム美術館の近くにあり、写真業界で働く人やアート好きにとっては、宝箱のような場所だ。
Shelf

75. 嶋田洋書

ビジュアル洋書を扱う老舗。入り口にはワゴンセールがあり、そこを物色しただけで満足してしまう人もいるかもしれないが、店内には美しい洋書たちとのさらなる出会いが待っている。アート、ファッション、写真、建築、料理、風景、ガーデニングに関する本の品揃えは流石だ。
嶋田洋書