肖像画だからと言って、退屈である必要はない。お堅い王族の油絵から、サッカースターの写真、あからさまな風刺画など、あらゆる肖像作品を所蔵している美術館。音楽家、科学者、芸術家、慈善家や有名人の肖像作品が、建物の上から下まで、時系列順に展示されている。3階のメイン入口からエスカレータで上がると、 チューダー家やスチュアート家の王族や著名人の肖像作品がある。その中には、ホルベインが“漫画”で描いたヘンリー八世、白の靴を履いたエリザベス一世が、色鮮やかなイギリスの地図の上に立っている『ディッチレイ・ポートレイト』も含まれる。同じフロアーには、ジョージ王朝時代の作家やアーティストを集めた18世紀のコレクションと、ホイッグ党の知識人が集まっていたキット・カット・クラブを特集した部屋もある。さらに有名な人としては、レンやスウィフトがいる。3階には、ウェリントンやネルソンといった軍人、ロマン派詩人のバイロンやワーズワースなど摂政時代の偉人の肖像作品がある。2階には、ディケンズ、ネル、ダーウィンなど ビクトリア時代の人々と、T.S.エリオット、イアン・マッケランなど20世紀の著名人が集められている。
St Martin’s Place, WC2H 0HE, London
アクセスLeicester Square tube or Charing Cross tube/rail
7306 0055
10am-6pm Mon- Wed, Sat, Sun; 10am-9pm Thur, Fri
Admission free. Special exhibitions vary
Copyright © 2014 Time Out Tokyo
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