Photo by Charlotte Gilhooly
2011年05月30日 (月) 掲載
ロンドンのベストサイクリングルートを紹介してきているが、実際のところ、旅行先のロンドンでどうやって自転車を手にいれればよいかと悩む方も多いのではないだろうか。ロンドンでは、2010年7月から『ロンドン・サイクル・ハイア・スキーム』と呼ばれるレンタルバイクのサービスが始まっており、14歳以上で、クレジットカードかデビットカードを持ち合わせていて、自転車に乗ることができれば、24時間いつでも気軽に自転車を借り、街へと 来り出すことが可能なのだ。借りるのも返却するのも街に設置されたドッキングステーションで行うだけなので、英会話が苦手であっても気にする必要はない。せっかくのロンドン滞在、レンタルサイクルをフルに活用して、いつもと少し違う楽しみ方にトライしてみて欲しい。
尚、ここで紹介しているドッキングステーションマップは主だったものを紹介しているもので、最新のドッキングステーションのすべての場所が知りたいという場合にはTfl(Transport for London www.tfl.gov.uk/)にて、確認してほしい。
借りるために何が必要か?
『サイクル・ハイア・スキーム』は、2010年7月30日、公式にスタートした。14歳以上で、アシスタントなしで自転車に乗れる人なら誰でも利用出来る(自転車検定証を持ち歩く必要はなし)。自転車は、24時間利用可能で、夜間の走行用に発電機付きライトがついているが、大きなカゴやヘルメット、ロック(錠)は付属していない。
どうやって利用すればいいの?
もし、ボリスバイク(このレンタル自転車の通称)に乗って散策したいなら、メンバーになる必要はない。メンバー登録の必要ない『カジュアルユーザー』としての利用であれば、必要なのはクレジットカードか、デビッドカードだけだ。
どうやって登録メンバーになればいいの?
登録メンバーになるには、 www.tfl.gov.uk/ を訪れて。登録メンバーは、3ポンドと引換えにメンバーシップキーを手に入れる。アクセスフィーは、1ポンド/日、5ポンド/週、または45ポンド/年(メンバーオンリー)だ。加えて、自転車を使った利用時間分の支払いがある。(詳しくはこちら)
登録の必要のない『カジュアルユーザー』にはどんなメニューがあるの?
2010年12月3日から利用に応じて払うメニューが利用出来るようになって、あなたはアクセスフィーと利用した分の料金を払うだけで良い。このメニューがはじまれば、電話かオンライン、またはドッキングステーションのいずれかで支払うことが可能になる。アクセス料金は、1ポンド/日、5ポンド/週となる。支払いの後に、自転車のロックを解除(ドッキングステーションから自転車を取り出すためのロック解除作業)するキーコードを受け取る。
※現在、利用に応じて払うメニューは利用可能
詳しくはこちら:See a comparison of membership and casual use
いくらかかるの?
アクセスフィーを払えば、30分は無料だ。その時間内に自転車を一度ドッキングステーションに接続し、また使うのであれば、一日のうちに何度でも乗れる。1時間連続で使った場合は1ポンド、24時間の場合には最大で50ポンドにまで跳ね上がる。さらに(24時間を越えて)長時間乗り続けると、150ポンドの罰金に直面するかもしれない。もしも返却を怠れば、300ポンドの支払いとなる(料金は利用者のメンバーシップアカウントにチャージされるか、利用分だけ支払う場合は、アクセスフィーを払ったカードにチャージされる)
どうやって自転車を見つければいいの?
夏の終わりには、ロンドンの中心地で、6000台の自転車が、400ヶ所のドッキングステーションに設置され利用可能となる。もし、在庫がない場合は、ドッキングステーションが一番近くで利用可能なものを案内してくれる。キーカードを挿入、またはアクセスコードを入力して出かけよう。
どうやって返却すれば良いの?
ドッキングステーションに空きをみつけてそこに自転車を停車させよう。6000台の自転車のために12,000のスペースが用意されているから、ステーションが満車ということは稀だ。万が一の場合は、ターミナルに行けば、別のステーションに行くまでの15分の猶予をもらえる。(ターミナルではあなたに最も近い空きのあるステーションを教えてくれる)
自転車に何か問題起きた場合はどうすればいいの?
もし、パンクに見舞われたり、なにか手入れが必要だという場合には、最も近いドックに持って行き、不具合報告ボタンを押そう。自転車は修理が終わるまでロックされる。立ち往生を心配する必要はない。別の自転車を利用可能だ。
もし、自転車を盗まれたり、事故にあったりした場合はどうなるの?
パンクのような損傷であれば課金されることはないが、故意に傷をつけられたという確証がある場合には費用を被ることとなる。もし、あなたの利用中に自転車がなくなったり、盗まれたりした場合は、未返却となった責務として300ポンドの負担が設定されているが、個別に状況が判断されることになるだろう。
英語以外の言語で、取扱説明書を利用できますか?
TfLは、2010年11月の時点でドッキングステーションにある取扱説明を5ヶ国語に翻訳している。2011年の終わりには15ヶ国語になる予定だ。
Barclays Cycle Hireのウェブサイトはこちら
www.tfl.gov.uk/roadusers/cycling/14808.aspx
View 『ロンドン・サイクル・ハイア・スキーム』ドッキングステーションマップ in a larger map
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