廃倉庫から“脱出”せよ

閉ざされた空間から外へ『脱出ゲーム』とは

廃倉庫から“脱出”せよ

『脱出ゲーム』、その内容をご存知の方はどれほど居るだろうか。

3Dアドベンチャーゲーム『クリムゾン・ルーム』がインターネット上で人気を博し、脱出ゲームの存在は多くの人の知るところとなった。このゲームを構成する基本的な要素の一つは、「自分自身がとある空間に閉じ込められた状態」からスタートするところだ。なぜそこにいるのか、自分が何者なのか、そして何をしようとしているのか、与えられている情報はとても少ない。そんな悪条件の中、閉ざされた空間からヒントとなるアイテムを探し出し、組み合わせ、謎を解き明かしてその空間から脱出するのが、目的となる。

リアル脱出ゲーム、その始まり

そんなアドベンチャーゲームを、現実世界で“実際に体験”できるのが『リアル脱出ゲーム』だ。京都に住む1人の人物の“もっと面白い遊びが欲しい”という思いから、このゲームは産声を上げた。その人気は静かに広まり、やがて東京に上陸。ゲームクリエイターやエンターテインメント企業の役員、アーティストなど、様々な“参加者”が集まるほどの人気ぶりで、エンターテインメント業界の内外から注目を集めている。このリアル脱出ゲーム、主な流れは以下のようになる。

ゲームの流れ
 1.初めて顔を合わせたメンバーが、1つの空間に集められる
 2.ゲームの進行役が登場、空間に閉じ込められたことが告げられる
 3.開始の合図とともに、周囲に散りばめられた情報を探す
 4.集まった情報を組み合わせ、協力して謎を解く
 5.そして脱出できるか、あるいは……

2009年には、“東京3部作”と題されたシリーズが開催されるまでに成長した。同シリーズはこの11月に最終回を迎えたが、2010年10月、初めての大規模なリアル脱出ゲームが、横浜で開催されることが発表された。

これまでの公演では、学校の教室など1つの空間に30人程度が集まり、1時間という限られた時間の中での脱出がテーマとなっていた。参加者1人1人が物語りの当事者となり、初めて顔を合わせたもの同士が協力し、1つのゴールを目指す。しかし次公演では、1200平方メートルもある巨大倉庫が舞台で、1つのパーティは最高で78人にもなる。参加者の関係性はよりいっそう複雑化され、どのような展開になるのか、予想することも難しい。

“常連”が多いため、これまでのチケットはすぐに完売してしまうほどだったが、本公演では内容、ステージともにスケールアップしたため、参加できる枠も大幅増となった。11月28日(土)10時より『eplus+(イープラス)』(http://eplus.jp/)にてチケットが発売開始されるので、これまで公演を逃していた人はチェックが必要だ。

全公演スケジュール

2010年1月7日(木)
 17時30分- / 19時00分- / 20時30分-
8日(金)
 17時30分- / 19時00分- / 20時30分-
9日(土)
 12時00分- / 13時30分- / 16時30分- / 18時00分- / 19時30分- / 21時00分-
10日(日)
 12時00分- / 13時30分- / 15時00分- / 16時30分- / 18時00分- / 19時30分- / 21時00分-
11日(月、祝)
 12時00分- / 13時30分- / 15時00分- / 16時30分- / 18時00分- / 19時30分- / 21時00分-

10日(日)と11日(月、祝)の夕方には、前回好評だったカフェイベントを開催する予定があるとのこと。参加者同士のコミュニケーションを主体としたイベントになるので、そのあたりを狙うとまた違った楽しみ方ができる。

東京リアル脱出ゲーム『廃倉庫からの脱出』

日時:2010年1月7日(木)から11日(月、祝)まで
会場:BankART Studio NYK(www.bankart1929.com/
最寄駅:横浜みなとみらい線『馬車道駅』6番出口(万国橋口)徒歩4分
入場:前売2800円 / 当日3300円
定員:1脱出78名
ウェブ:realdgame.jp/v/top/

主催:ototoy(ototoy.jp/music/
企画制作:SCRAP(www.scrapmagazine.com/
協賛:極限脱出 9時間9人9の扉
   (公演には、ニンテンドーDS /ノベル『極限脱出 9時間9人9の扉』に関する謎解きが入る)
協力:LLP wonder / 株式会社Knot

テキスト Takeshi Tojo
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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