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和包丁の買い方

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和包丁の買い方

Beverley Milner

和包丁は九州で陶器の次に高い輸出量を誇る。かやきで作られるこの地方独特の包丁は、耐久性、強度、切れ味の良さで知られている。山口刃物製作所の宮本清幸 は2代目の鍛冶職人で、彼の作る包丁は切れ味の良さが有名だ。以下に宮本が上手な和包丁の買い方を教える。

値段にだまされてはいけません。高ければ高品質という訳ではありません。特に都会では注意が必要です。直接職人から買えるのであれば、それが質も金額も間違いのない包丁を買う近道でしょう。

包丁の先端の波を見てみてください。品質の高い和包丁には、焼入れ過程の際にできる波のような刃境があるはずです。この波は、刃の上部に刃全体の1/4 ほどの大きさで見られるはずです。焼入れの作業は和包丁の出来を決める大事な作業です。九州の蚊焼の包丁の焼入れには地元の粘土水が使われていて、焼入れが行われ、もうひとつの行程である、焼き戻しがされていない包丁の刃先は、非常にもろいです。

両刃の包丁を買う際には、はがねが均等に出ていることを確認して下さい。

包丁の先端は緩やかな曲線を描いていることが望ましいです。鋭角すぎる先端は砕ける場合があります。

刃には、製造工程でできた3つの層があるはずです。

にぎり手は腐食しにくい紫檀のものがいいです。

調理材料にあった包丁を使いましょう。骨切りと調理用では使われるべき包丁が違ってきます。

もし上記が当てはまる包丁が見つからなければ……私の作った包丁を探してください。

山口刃物製作所 詳細

長崎市蚊焼町3604
電話 095-892-0069

※掲載されている情報は公開当時のものです。

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