Special promotional site in association with Central Federation of Societies of Commerce and Industry (Japan)
Beverley Milner
2010年02月25日 (木) 掲載
和包丁は九州で陶器の次に高い輸出量を誇る。かやきで作られるこの地方独特の包丁は、耐久性、強度、切れ味の良さで知られている。山口刃物製作所の宮本清幸 は2代目の鍛冶職人で、彼の作る包丁は切れ味の良さが有名だ。以下に宮本が上手な和包丁の買い方を教える。
「 値段にだまされてはいけません。高ければ高品質という訳ではありません。特に都会では注意が必要です。直接職人から買えるのであれば、それが質も金額も間違いのない包丁を買う近道でしょう。」
「 包丁の先端の波を見てみてください。品質の高い和包丁には、焼入れ過程の際にできる波のような刃境があるはずです。この波は、刃の上部に刃全体の1/4 ほどの大きさで見られるはずです。焼入れの作業は和包丁の出来を決める大事な作業です。九州の蚊焼の包丁の焼入れには地元の粘土水が使われていて、焼入れが行われ、もうひとつの行程である、焼き戻しがされていない包丁の刃先は、非常にもろいです。」
「 両刃の包丁を買う際には、はがねが均等に出ていることを確認して下さい。」
「 包丁の先端は緩やかな曲線を描いていることが望ましいです。鋭角すぎる先端は砕ける場合があります。」
「 刃には、製造工程でできた3つの層があるはずです。」
「 にぎり手は腐食しにくい紫檀のものがいいです。」
「 調理材料にあった包丁を使いましょう。骨切りと調理用では使われるべき包丁が違ってきます。」
「 もし上記が当てはまる包丁が見つからなければ……私の作った包丁を探してください。」
長崎市蚊焼町3604
電話 095-892-0069
Copyright © 2014 Time Out Tokyo
コメント