東京で友達をつくる20の方法

インターナショナルな出会いを通し、日本を見つめる

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東京で友達をつくる20の方法


世界中どこにいても、新生活をスタートするには新しい友達の輪をつくることが最も重要だ。(もちろん、住居、仕事や面倒なビサの問題を解決を終えてからの話だが)1300万人もの人が暮らす東京の街では、友達をつくるのに人が足りないということはまずないだろう。しかし未だ出会わぬ人々と、どのようにして友達になることができるのだろうか。人に出会うには、とにかく外に出ることが一番。しかし、それにはまず、出かける場所が必要ではないか。ここでは友達づくりに役立つ、東京の20のアクティビティやグループを紹介する。

※同記事は、タイムアウト東京英語版で掲載された人気記事の翻訳ヴァージョン。インターナショナルな出会いを探す日本人読者にも、是非読んでみて欲しい。


1. 夜の街をサイクリング


夜風を感じながら東京の街を駆け抜けたいという人には、『ナイト・ペダル・クルージング』をおすすめしたい。このサイクリンググループは、毎月第3土曜日に街に繰り出し、都市の意外な側面を探索、エクササイズしながら人と出会う機会を与えてくれる。ただし、参加する前に交通ルールの再確認をお忘れなく。



2. エンターテイメントの扉を叩く

音楽が好き、もしくは古典的日本芸能に興味があるのなら、三宅太鼓が最適だ。伊豆諸島の一つである三宅島の和太鼓、三宅島神着神輿太鼓(みやけじまかみつきみこしだいこ)を教えてくれる。習得するのは、主に3種類のリズムパターンだけ、音楽経験は必要ないが、肉体的運動量が多いので覚悟が必要だ。このクラスは外国人にも親切で、老若男女、誰でも歓迎してくれる。平日は毎日、新宿、目黒、横浜を含む首都圏9ヶ所で開講している。



3. お酒とおしゃべりーワインテスティング


お酒への情熱を分かち合いながら友達を作りたい、でも16杯ものジョッキを一気飲みして転んだりするのはちょっと下品かも……。そんな上品な酒飲みの方にぴったりな飲み会が東京ワインテイスティングクラブだ。月1回の集まりでは、毎回特定の原産地に絞ってテスティングを行う。(例えば、ある月の題材はカリフォルニアとフランスのテーブルワイン)費用には、全てのワイン、4品のコース料理と、プロのアドバイザーによる英語でのレクチャーが含まれている。



4. エクストリームスポーツ、チームスポーツとパーティー


名前は少し誤解を生むが、もちろん外国人でなくとも参加ができるし、トーキョーガイジンズには、外国人同様に日本人も在籍している。このグループは1年を通してさまざまな活動の機会を提供している。ホワイトウォーターラフティング、スノーボード、パラグライディングなどは、アドレナリンへの欲求を満たし、花見は心をリラックスさせてくれるだろう。スキーとスノーボードのグループは、シーズン中は頻繁に雪山に出かけており、フットサル、バスケット、テニス、バレーボールの試合は季節を問わず定期的に行われている。



5. サポートネットワークを築く

東京のママ達によるトーキョー・マザーズ・グループは、定期集会を通して育児に関するサポートや情報、実践的アドバイスなどを共有し、さらには動物園や映画館へ出かけるなどレクリエーションの時間も設けている。英語中心のグループだが、メンバーは世界各国出身で、参加は国籍を問わず歓迎している。集会は月数回、水曜日に都心部で行われている。



6. 見せて伝える場


Photo: Michael Holmes (michaelholmesphoto.com)

時として必要なものは、良質なコンセプトだけだったりする。スーパーデラックスが、初めてペチャクチャナイトを開催してから10年の間に、世界600もの都市へと広まっていった。 話し手それぞれが20秒間で20枚のスライドをプレゼンテーション。東京版は毎月最後の水曜日に行われ、東京のクリエイティブな人々と交流するにはぴったりだ。



7. 縫って、愚痴って


カースティ・アルサップ(英国TVタレント)の好みに刺激されてか、最近クラフトブームに再燃の兆しが見える。今や、カーディガンを羽織った隠遁者やステップフォードワイフといったイメージを連想させることもなく、街にはクラフト、裁縫、編み物などをを楽しむ人々のコミュニティーが出現し始めた。家にある毛糸をかき集めて、隔週のスティッチンビッチへ出かけよう。おしゃべりを楽しみながらセーターを編めば、灼熱地獄を脱した厳冬の東京に間に合うだろう。



8. "パーティー"という単語を動詞として使う人達のために

ザンバというダンスパーティーが大流行してるのをご存知だろうか。このパーティーでは、パーティを楽しみながらダイエットをすることができる。まったくの初心者から上級者まで、あらゆるレベルに対応したクラスを提供し、どの年代も歓迎している。クラスは週に何回か、赤坂のネクストというフィットネスクラブで開講中だ。



9. スティックを使いこなすには


ストリートホッケーはカナダ人によって夏の間、アイスホッケーに代わる娯楽として発明された。しかしここ日本では、1年を通して楽しめるスポーツとして親しまれている。東京ストリートホッケーアソシエーションは、ほぼ毎週当日決めたチームで試合を行う。初めての方でもスティックを借りて参加できる。



10. 生きた議論をしたいなら

物語の中のキャラクターから生身の人間へと友達の輪を広げたいのであれば、読書好きのあなたにはブッククラブが最適だ。東京にはブッククラブが散在している - 渋谷に拠点を置くトーキョーブッククラブは、5年に渡り『ハンガー・ゲーム』から『グレート・ギャツビー』まで幅広く取り上げてきた。カジュアルで小さなこの集いは、第3土曜の午後2時から権八というレストランで開かれており、題材の本を読み集合さえすれば誰でも参加できる。



11. 走って友達を作る


時間がいくらあっても足りない東京で、汗を流しながら友達を作ることができればそれに超したことはない。南蛮連合ではほとんどのメンバーが駅伝、ロードレース、トレイルレース、トライアスロンなどの大会に向けてトレーニングを行っており、走ることに真剣であればどんなレベルのランナーも歓迎している。その他に、社交の場を設けているのでランニング仲間と交流を深めることもできる。トレーニングは毎週水曜午後7時25分、代々木公園近くの織田フィールド(代々木公園陸上競技場)で行われている。



12. 華麗な演劇のために

劇場ではシェイクスピアの言葉が蘇り、感情が高ぶる。たとえ、“Break a leg!”(劇場などで激励の言葉として使われる表現)と言っても脅迫とは受け取られない。演劇の趣向があるならば、トーキョー・インターナショナル・プレイヤーを訪れてみるといい。いつでも新しい役者とプロモーションや窓口のボランティア募集している。最近では『highbrow(Metamorphosis)』や『crowd-pleasing(Alice)』などの作品を上演しており、熱心な俳優達にはうってつけだ。



13. 都市の違う側面を視る


Photo: Drew Wertheimer

仕事の後に何かお楽しみを探しているなら、深夜の写真散歩に参加するのも良いかもしれない。ナイト・フォトグラフィー・イン・トーキョーは、カメラと写真への情熱さえ持ち寄れば、プロから全くの初心者まで誰でも歓迎している。上級者の技術を盗めばあなたの腕もあがるに違いない。登録をして、次回詳細のご確認を。



14. 台所で日本文化に触れる

日本を訪れるほとんどの人が日本食を好むが、実際に作り方を知っている人はどのくらいいるだろうか。英語を話せる料理インストラクター、滑志田真理さんは、築地にあるご自宅で家庭料理と日本流のもてなしを指南している。巻寿司、天ぷら、唐揚げ、さらにベジタリアン用のオプションとして豆腐の照り焼きなどの作り方を学ぶ事ができる。クラスの人数はその時々違うが、8人以上になることはあまりないので、雰囲気はいつもアットホームだ。



15. おふざけ者が勢揃い


人類皆、笑うのが好きだ。すでに新しい友達ができたなら、トーキョー・コメディー・ストアに夜のエンターテイメントを体験しに出掛けるのもいいだろう。興味があれば漫談やアドリブのワークショップに挑戦し、演技の腕を磨きながら仲間と交流することだってできる(もちろん才能とレベルによって変わってくるが)。彼らは渋谷のダブルトールカフェで、定例の『ニューマテリアルナイト』も開催している。リラックスした雰囲気の中で、ジョークの1つや2つも披露することもできるので、笑いを持ち寄り、新しい仲間との時の流れに身を任せよう。



16. クリエイティヴな仲間と出会う


Photo: Michael Holmes (http://michaelholmesphoto.com)

クリエリティヴに東京に暮らしている人ならば、南池袋にあるカフェ・ポーズの月1度開かれているトークイベントでアイディアを共有し、同士に出会うことができるだろう。参加者は毎回異なるが、このグループはファッションブロガーやジャーナリストから画家、さらには映画監督やシティーガーデナーまで、さまざまなバックグラウンドを持った人々に出会う機会を提供している。実際に参加してあなたのプロジェクトについて話してみては。



17. 囚われの姫君を救う

中世、それは疫病、終わりなき戦争と鎧をまとう誇り高き騎士達の時代。初期ターミネーターの様な姿で勇敢に戦いを挑む、そんな今よりずっとシンプルな時代に憧れを抱くなら、キャッスルティンタジェルに登録するといい。東京で唯一の西洋武術と文化のカルチャーセンターで西洋剣術やダンス、クラフト、文化などのクラスがある。またアカデミー・オブ・シバリー(西洋甲冑剣術)クラスを受講すれば、実際に鎧を着て騎士としての振る舞いと戦い方を学ぶことができる。



18. 強いのがお好きなら


何も日本酒だけが酒ではない、日本の国民的アルコールである焼酎もまた、注目に値する。蔵元に出かけ色々な銘柄を試し、この強力なお酒について学んでみたいならJapan Eatsのクリストファー・ペレグリーニによってオーガナイズされているこのグループ、キュリアス・アバウト・ショウチュウ・イン・トーキョーに参加したらどうか。結局のところ、社交性を高めたいのなら強い焼酎一杯に勝るものはない。場所は随時変わるので次回詳細はウェブサイトでチェック。



19. すべてを少しずつ好きな人は

六本木へ出かければ全てが見つかる。レストラン・アート・バー・ファンキー・プレイスと名乗るザ・ピンク・カウでは、食べて飲んで、ほろ酔いになって、絵を描き、もしかしたら友達も作れるかもしれない。月曜以外毎晩ベリーダンス、ジャズナイト、映画やコメディ、その他様々なイベントが行われている。リラックスした雰囲気が初対面の気まずさを取り払い、『Dr.スケッチーのおちゃらけショーと反芸術学校』などのイベントが話題を提供してくれるだろう。



20. 東京を深く知る


東京に来たばかりで、どこから探索したらいいかわからない。または、六本木から出られずにいるのなら、このグループに飛び込むのがいいだろう。エクスペリエンス・トーキョーは、東京中心地のあまり知られていない所へあなたを連れて行ってくれる。同時にハイキング、食事会、博物館や本の書評会もオーガナイズしている。登録して次回イベントの詳細をチェックしよう。


By ベックス・モリス
翻訳 Chiyo Arae
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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