鬼の日、正月事始め

正月準備を楽しくする4つの方法

鬼の日、正月事始め

浅草寺・羽子板市

お正月まで、残すところあと半月となった。12月13日は「正月事始め」。テレビなどでも神社のすす払いの様子が伝えられるように、この日から正月の準備を始めるとよいと言われている。江戸時代に使われていた宣明暦(せんみょうれき)では、12月13日は「鬼の日」とされ、婚礼を除くすべてのことが吉の日。そこで、正月の準備を始めるのには、ちょうどよい日となったからなのだそう。1年の汚れをしっかり落として、気持ちのいい新年を迎えられるかどうかは、すでにこの日から始まっている。ちょっと億くうになる大掃除も、職人技が光る美しい江戸ほうきさえあれば、気分も上がる。道具ひとつでやる気も違ってくる。大掃除が終わったら、正月飾りやおせち料理の準備を忘れずに。“巣ごもり消費”傾向とも言われる年末年始。家族みんなで協力して楽しむのもひとつの手だ。

すす払いのほうきを買う 江戸箒(ほうき)老舗『白木屋傳兵衛』

天保元年(1830年)に創業した老舗ほうき店。江戸箒(ほうき)はほうき草と呼ばれる草を職人が一本一本選別してから編み上げられている。細かいほこりも簡単に掃くことができ、フローリングやじゅうたんなどにも向いている。価格は草の等級などにより違うが、下は2500円程度のものから、上は5万円までと幅広い。職人が丁寧に編んだ美しく丈夫なほうきは、10年は使えるのだそう。大掃除を楽しくするツールのひとつになる。インターネットでの購入も可能だ。

住所:東京都中央区京橋3-9-8 白伝ビル1階
電話:03-3563-1771
営業時間:10時00分から19時00分まで 日祝定休
ウェブ:www.edohouki.com/

正月飾りを作る フラワースクール『hana-kichi』

2010(ニッと)獅子が笑う!「お正月ミニアレンジメント&お正月飾り」
正月の飾りを買うのもいいけれど、自分で作ってみるのはいかがだろうか。フラワースクール『hana-kichi』では、1回完結のレッスンでミニアレンジメントと正月飾りを作ることができる。手作りのものを飾れば、新しい年も気持ちよく迎えられそうだ。ミニアレンジメントは、竹筒に縁起ものの松、千両、春の花を活ける。お飾りは椿をモチーフに、華やかな梅のお飾り、松や水引きなどをしめ縄につける。

日程:2009年12月25日(金)から30日(水)まで
   (青山、新宿、有楽町店で各店で開催)
料金:6300円
レッスン時間:90分
ウェブ:hana-kichi.jp/enjoy/

hana-kichi 青山店
住所:東京都港区南青山5-4-3 オオバビル
電話:03-3797-0704
受付時間:10時00分から21時00分まで(月は16時00分から、土祝は18時00分まで)日定休

hana-kichi 有楽町店
住所:東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ8階 リーフテラス
電話:03-3211-0581
受付時間:11時30分から21時00分まで(土は11時00分から20時30分まで)月水日定休

hana-kichi 新宿店
住所:東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ本館8階 リーフテラス
電話:03-3357-3187
受付時間:11時00分から21時00分まで 月水日定休
申し込み方法:レッスン3日前の営業時間内までに電話、メール、店頭にて

おせち料理を習う 辻クッキングスクール 体験レッスン

おせち特別教室「おせちな新年」
日本のお正月といえば、おせち料理が欠かせない。豊作、子孫繁栄などを願った縁起のいい食べ物を揃えて、新年を祝う。最近では、デパートなどで買い揃えてしまうことが多くなったが、辻クッキングスクールでは、体験レッスンとして、1回完結でさまざまなおせち料理の講座を開講している。これらはスクールが用意してくれる重箱に詰めて持ち帰ることができるので、料理を習いつつ、正月の準備もできる。

銀座校
<バラエティ皿盛りおせち>
日程:12月18日(金) 19時30分から、12月22日(火)13時30分から
受講料:5775円
献立:煎り黒豆の砂糖衣、数の子の粕漬け、あんずきんとん、岩石卵、スモークサーモンとれんこんの奉書巻き、紅白なますの相生結び、鶏肉のハチミツ焼き、七宝煮
住所:東京都中央区銀座5-2 銀座東芝ビル3階
電話:03-3572-4844

新宿小田急校
<基本のおせち>
日程:12月27日(日)11時00分から、12月28日(月)13時00分から
受講料:6825円
献立:黒豆、数の子醤油漬け、きんとん、飾りかまぼこ、鶏の味噌松風、海老の酒煮、お煮〆

<ヘルシーおせち>
日程:12月27日(日)11時00分から
受講料:6825円
献立:黒豆、昆布巻き、あいまぜなます、白きくらげとクコの梅酒羹、鴨のみそ漬けペッパーロースト、カニのふくさ、紗焼き、お煮〆

<バラエティおせち>
日程:12月28日(月)19時00分から、12月29日(火)11時00分から
受講料:9450円
献立:黒豆、コチュジャン数の子、栗入りあんずきんとん、伊達巻、飾りかまぼこ、梅の実・金箔入り梅羹、アーモンドごまめ、鴨のオレンジ煮、帆立の松葉揚げ、干し柿なます、鶏と海老のなると昆布巻き、有頭海老の柚香煮、お煮〆
住所:東京都新宿区西新宿1-5-1 小田急ハルク7階
電話:03-3343-4701

池袋西武校
<オリジナルおせち1年生>
日程:12月26日(土)10時30分から、12月28日(月)11時00分から
受講料:一般5775円、会員5250円
献立:黒豆、あんずきんとん、伊達巻、若鶏のゆず味噌焼き、ブリの万年漬け、菊花かぶ、有頭海老の七宝煮(有頭海老・鶴子芋・花蓮根・亀甲椎茸・梅人参・手綱蒟蒻末広筍・絹さや)
住所:東京都豊島区南池袋1-28-1 池袋西武イルムス館8階
電話:03-5949-5485
お申し込み方法:希望の教室へ電話にて
ウェブ:www.tec-tsuji.com/

羽子板を買う 納めの観音のご縁日

2009年12月18日(金)(羽子板市は2009年12月17日(木)から19日(土)まで)
毎月18日に行われる観音様の「ご縁日」も、12月は一年の締めくくりとして「締めの観音」と呼ばれている。さらに、江戸時代に毎年12月17、18日に開かれていた「歳の市」が、現在の「羽子板市」となった。江戸時代頃、羽子板は縁起物として女子が生まれた家に贈る風習があった。そこから、羽子板を売る露店が増え、現在のかたちになったのだそう。また、この日より新年の福徳を祈願した「恵比寿大黒天御影」や「縁起小判」も授与される。

開催時間:10時00分から23時00分頃まで
住所:東京都台東区浅草2-3-1
電話:03-3842-0181
ウェブ:www.senso-ji.jp/

テキスト 寺田愛
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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