ロンドン自然史博物館 Natural History Museum

レビュー

研究機関と素晴らしい博物館という両方の役割を持っている施設。1881年、クロムウェルロードにあるアルフレッド・ウォーターハウス設計のロマネスク様式宮殿にオープンした。今は、見事なダーウィン・センターと繫がって拡張されたが、元々の建物は今での非常に壮大だ。淡い青とテラコッタのファサードが自然の驚異の旅へ向かい入れてくれる。広大な入口にはホールの全長ぐらいある大きさのディプロドクスの骨格が展示されている。入口から左側に行くと、そこは、ブルーゾーンと言われる西側のエリアで、アニマトロニクス恐竜を見る為の長い列が続いている。人気に際限がないティラノサウルスは、リニューアルされ2010年にカンバックした。生物学の展示では、子宮に入った胎児が実物サイズの模型で、再現され、グラフィックと共に、どのようにそこに至ったかが説明されている。入口から右に行くと、『ゾっとさせるもの展』からグリーンゾーンにたどり着く。ジャイアント・セコイアの木と剥製の鳥の驚くべき陳列がある。ハチドリの小指の爪より小さい卵とサッカーボールぐらい大きいエピオルニスの卵を比べられるのは面白い。レッゾゾーンの先は『地球の宝』として題された貴金属、宝石、クリスタルなどについての情報があるコーナーだ。地質時代を人類の視点で紹介した展示がオススメだ。外には、楽しい野生庭園があり、イギリスの低地の生息環境を紹介している。働き蜂がいる木の幹の空洞がある。博物館が所有する2200万の昆虫と植物の標本の多くがダーウィン・センターにあり、それらが納められている棚を繋げると17マイルにもなるという。新しく完成した8階建てのコクーンでは、博物館の研究者たちの拠点である。彼らが働いている姿は見学することができる。しかし、この施設の最高の見所は、一般の人は立ち入ることができない研究室や特殊な倉庫かもしれない。

詳細

住所

Cromwell Road, SW7 5BD, London

アクセス

South Kensington tube

※掲載されている情報は公開当時のものです。

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