ヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria & Albert Museum

レビュー

世界で最も壮大な美術館の一つ。土台の石は、1899年ヴィクトリア女王によって設置された。この時が、女王が一般の人の前に姿を見せた最後の機会だったとして知られている。この美術館には、世界中から工芸品が集まっている。エキジビション・ロードにある他の施設に比べたら、かなり落ち着いている美術館だ。7階建ての中に、約150もの大きな展示部屋があり、過去数世紀に作られた家具、陶磁器、彫刻、絵画、ポスター、宝石、金属細工、ガラス、布、ドレスなどを展示している。展示品はテーマ、起源、年代などで分かれているが、一日ですべてを見るのは無理だろう。1515年にシスティナ礼拝堂の壁掛けのためのデザインとして描かれた7つのラファエルの絵、イタリア国外では最良のコレクションと言われているイタリアルネッサンス彫刻、カノーヴァの3つ優美な彫刻などが見所だ。イスラム美術を展示しているジャミールギャラリーにあるアルダビールのカーペットは世界で最も古く、おそらく最も美しい床の敷物だろう。メディチ家の磁器、13世紀のシリアで使われていたガラスビーカー『イーデンホールの幸運』も素晴らしい。ファッションセクションには、 18世紀の裁判所の衣装からシフォンドレスまで展示されている。建築セクションには、動画、模型、図面があり、様々な様式を解説している。有名な写真セクションでは、50万点以上もアーカイブしている。

詳細

住所

Cromwell Road, SW7 2RL, London

アクセス

South Kensington tube

※掲載されている情報は公開当時のものです。

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