リスタ・ジョルジオ・ピンキオーリ

ジョルジオ・ピンキオーリが監修する、京都にいながらにしてイタリア・フィレンツェの味を楽しめるレストラン。京都には京野菜を使った和テイストのイタリア料理を出す店も多いが、『リスタ・ジョルジオ・ピンキオーリ』では、本場の味を提供することに自信を持っている。シェフを務める村田卓は、イタリアの三ツ星レストランで4年間パスタセクションの部門長を務めた経験があり、すべて手打ちで作り上げているというパスタは絶品だ。

料理に合わせるのは、ピンキオーリのセレクトした状態の良いワイン。ピンキオーリ本人が畑から直接購入し、保存していたコレクションを大切に運びこんだもので、コンディションキープにはかなり気を遣っている。ホールスタッフは全員ソムリエの資格があり、シェフソムリエの吉村順之介は、ピンキオーリの元で7年の修行経験がある。これも、素晴らしいワインを提供するためのこだわりだ。英語のメニューはないが、英語とイタリア語が堪能なスタッフが、丁寧に対応してくれる。

『リスタ・ジョルジオ・ピンキオーリ』はこじんまりとした町家の多い先斗町、鴨川のほとりにあるが、床から天井までの大きな窓があり、開放感がある。その大きな窓からは鴨川を望むことができ、景色を堪能しながらゆっくりと食事を楽しむことができる。店内は、鴨川を正面に見られるカウンター席や、テーブル席のほか、個室もあるので、用途に合わせて使いわけしたい。5月からの“床”シーズンには心地よいオープンテラスが用意され、夕方はアペリティフを楽しめるメニューも提供される。