魅惑の国インドの首都、デリー

日々変わりゆくインド、デリーの定番スポットから最新スポットまで一挙紹介

魅惑の国インドの首都、デリー

昔から多くの旅行者を惹き付けて止まない、魅惑の大国、インド。昨今では、IT技術からヨガやボリウッド映画まで、ビジネス、カルチャーともに世界中から注目されている。デリーはそんな国の首都に相応しく、活気溢れる雰囲気に満ちている。一方で、のんびりとした伝統的なインドの王侯貴族文化も残されており、旅行者も気軽にその一端を味わうことができる。旅の間、普段の生活とはガラリと異なるゴージャスな気分になってみるのも悪くない体験だろう。

泊まる

The Imperial
1931年に建てられた、ジャンパス屈指の美しいホテル。コンノート・プレイスにも近く、街の中心地に位置する。客室は広々としており、ホテル周辺の公園や庭園を見渡すことができる。レストランも質が良く、アジア風インド料理のスパイス・ルートはデリ内一のクオリティだ。ホテル内の壁にかかる絵画や、美しい生け花、そして入り口付近に停車しているアンティーク自動車まで、ホテルが個人的に所有する美術品や調度品のコレクションがいたるところで見られる。もしここがホテルでなければ、確実に博物館になっただろう。宿泊しない場合でも、パティアーラ・ペグ・バーのベランダでコーヒーを飲んで、ジャンパスの買い物に一息つこう。
住所:Janpath
電話番号:+91 2334 1234
URL : http://www.theimperialindia.com(英語)
Hotel Broadway
旧市街の外れにあるこのホテルは、インペリアルホテルとは比べられないが、独自の魅力がある。1956年に建てられ、ニューデリーとオールドデリーが今ほど分かれていなかった時代を彷彿させる。客室数は少なく、最近になってパリを拠点とするツェツェ・アソシエのキャサリン・レヴィによって改築された。内装はかなりヒップだが、部屋は落ち着く。ボリウッド映画の悪役がテーマの「Thug」ではアルコールがオーダーできる。カシミールの本格的強度料理も味わえるレストラン、Chor Bizarreも試してみたい。市内の観光ツアーも良いが、隣接するデリート映画館で映画鑑賞をするのもよいだろう。ホテルの目の前で行われる日曜のバザールは、数キロメートルにわたる規模で、一日中時間が潰せる。
住所:4/15A Asaf Ali Road
電話番号:+91 2327 3821
URL : http://www.hotelbroadwaydelhi.com(英語)

食べる

Bukhara
元米国大統領ビル・クリントンも絶賛するこのレストランでは、値段はもちろんそれなりに高いが、一級のタンドリージンガやバラカバがオーダーできる。有名なバター・ブカラはもちろん、おいしいクリームのライタは絶品だ。予約は必ず必要だ。古い内装の店内には、赤い蝶ネクタイのビジネスマンや、観光客や家族連れで溢れかえっている。
住所:ITC Maurya, Sardar Patel Marg, Chanakyapuri
電話番号:+91 2611 2233
URL : www.itcwelcomgroup.in/hotels/itcmaurya.aspx(英語)
Indian Accent
Manor Hotelにある、ロンドンにもインド料理店を持つロティ・カタールが経営する、インターナショナルなインド料理のレストラン。こじんまりとしているが洗練された店内にはバーや外に出られるベランダが知識豊富なウェイターたちが、長いワインリストや遊び心のあるフードメニューを丁寧に説明してくれる。ケララ地方やカシミール地方のインド郷土料理が中心だが、盛りつけは国際的だ。忘れてはならないのが、柔らかい挽肉のカバブと、イチゴ、チリチャツネが和えられたフォアグラが詰まったガラワ。メイン料理はニュージーランド産のラム・シャンクか、米粉をまぶした金目鯛のモーリー。だがデザート用にもお腹をセーブするのも忘れてはならない。もしメニューから選ぶことが難儀だったら、お手頃価格の味見用のテイスティングメニューもある。
住所:Manor Hotel, 77 Friends Colony West
電話番号:+91 2692 5151
URL : www.themanordelhi.com/japanese/(日本語)

楽しむ

National Gallery of Modern Art
1954年に開設されたNGMAは、1850年代以降の絵画や写真、彫刻作品が収容されている。国際的アーティストの作品はもちろん、Vivan Sundaramや、MF Husain、FN Souzaの作品や、Raghu Rai、Subodh Gupta、Arpana Caurの写真など、インドの新進気鋭の作家たちの作品が展示されている。常設展示は入れ替わることもあるが、Amrita Sher-Gilの肖像画などはいつでも見ることができる。インドのアートの動向や、巨匠の作品を勉強するにはこのギャラリーにぜひ足を運ぶべき。
住所:National Gallery of Modern Art, Jaipur House, India Gate
電話番号:+91 2338 6111
URL : ngmaindia.gov.in(英語)
JAPA Arts India Tour
到着したばかりの美術愛好家ならば、デリーの先端芸術に圧倒されるだろう。デリの著名なキュレーター、Arvind Vijayamohanが発案したこのツアーは、アーティストのスタジオやレジデンシープログラムの訪問や、美術館や注目のギャラリーツアーがカスタマイズできる。アーティストやコレクターやキュレーターとのトークセッションも行われる。壁にかかっただけではない生きた芸術に触れられる。
URL : www.japaarts.in(英語)
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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