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日本人だから気になる、東京or日本が付いたバンド名

クールだから、ダサいから。失礼しちゃいます。しかし、理由はいろいろあるものです。インスピレーションの素晴らしさは褒めないといけません。


興味がなくても、一瞬手が止まりませんか?海外バンドの名前に“Tokyo”か“Japan”が付いているのを見つけた時です。師走も終わりますので、小走りペースでササっといきましょう。

Japan / ジャパン
シカゴ、ボストン、オブ・モントリオールなどストレートに都市名を使ったバンドは結構ありますが、ふと考えると国名は少ないですね。バンド名も手伝って、日本ではよく売れたというイギリスのニューウェイヴグループです。

Casino Versus Japan / カジノ・ヴァーサス・ジャパン
アメリカ・ケンタッキー州ベースのミュージシャン、エリック・コワルスキーさんのレコーディング・ネームです。アンビエントでサイケデリックな大人のダンスミュージックを作ってらっしゃいます。
http://www.myspace.com/casinovsjapan

The Japanese Popstars / ザ・ジャパニーズ・ポップスターズ
北アイルランドのエレクトロ・ユニット。パワフルなダンスミュージックで来日もしてますね。私はイギリスのラジオを聴いている時なんかに手が止まるのですが、正直に言うと一番惹かれるのは名前です。
http://www.myspace.com/thejapanesepopstars

Japandroids / ジャパンドロイズ(写真上)
カナダ・バンクーバーのギター×ドラムの仲良し2人組。気持ちがいいほどにインディでガレージなロックが詰まった『Post-Nothing』は私の愛聴盤です。バンド名は、元々2人が所属していた別のバンド名を合体させてできたと言われています。
http://japandroids.com/

Japanther / ジャパンサー
ブルックリンのポップパンク・デュオ。ジャパンドロイズと同じロック系の2人組なのですが、さすがブルックリン(?)。おしゃれです。アートワークもいちいち凝っています。カナダ人との違いは明白です。
http://www.myspace.com/japanther

Tokyo Police Club / トーキョー・ポリス・クラブ
「これ以上ダサいバンド名はないだろうと思って決めた」と公式声明が出ているカナダ・オンタリオのロックバンド。某CD屋のプロフィールを見たら、「結成後は早々に〜、モントリオール・ポップ・フェスティバルへ出演を果たすなど注目を浴びていく」と書いてありました。すごいフェスみたいに書かれてますけど、インディ用のイベントです。楽しいです。ちなみにPop Montrealが正しい名称です。
http://www.tearbridge.com/tpc/

Birds of Tokyo / バーズ・オブ・トウキョウ
オーストラリア・パース出身の4ピース、オルタナティブ・ロックバンド。今年は彼らの『Plans』という曲がよく聴こえてきました。バンド名に特別な由来はないけれど、考え中にふと人口過密や大気汚染で鳥がいなくなった東京の姿が浮かんだらしいです。「東京に行ったら、新しい鳥を生み出すよ」という会話も発見しました。来ていただきましょう。生んでいただきましょう。
http://www.birdsoftokyo.com/

Tokio Hotel / トキオ・ホテル
先日来日してましたけど、残念ながら観られませんでした。美形の双子を中心にしたドイツのロックバンドです。若いですけど、ヨーロッパ方面での売り上げは相当なようで……。ライブ映像にはギャルとティーンがわんさかいます。ちょっとすごいです。いろいろな意味で。
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/tokio_hotel/

Fujiya & Miyagi / フジヤ・アンド・ミヤギ
“フジヤ”はレコードプレーヤー、“ミヤギ”は映画『ベスト・キッド』のミスター・ミヤギから取ったというのは有名な話です。イギリス・ブライトンのエレクトロニックバンド。名前だけではデュオのようですが、元は4ピース、現在は3ピースで活動中のようです。
http://www.fujiya-miyagi.co.uk/

Casiokids / カシオキッズ
2005年に結成されたノルウェイのバンドで、特徴はピコピコしたファミコン・サウンド。宅録デュオを想像しがちですが、アー写を見ると大所帯でびっくりします。ライブには行くのを忘れてしまいました。
http://happyjokes.wordpress.com/

私が一番好きなのはジャパンドロイズで、一番ライブを観たいのはバーズ・オブ・トウキョウです。とにかく、どのバンドも日本人より造語がうまくて笑えます。想像力が豊かで自由です。きっとまだまだあるでしょうね。2011年のNew Year's resolutionは、“バカバカしいことこそ、細かくメモしておく”にしたいと思います。

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