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仙台を拠点に活動している、ヒップホップグループGAGLE。東日本大震災にて自らも被災した中、ボランティアに行き、地元の物資情報や現状などを一早く全国に伝え、復興へ踏み出した彼達が、被災地から届けたチャリティー・ソング『うぶこえ』の完全版ともいえる内容が、七尾旅人主催の東日本大震災 義援金募集プロジェクト、DIY HEARTSにて配信開始された。
このDIY HEARTSスペシャルエディションでは、『うぶこえ』の高音質wavファイルに加え、手書きのリリックと写真、そしてアカペラとインストのトラック付きという豪華仕様となっている。
2007年発表『イン・レインボウズ』の反作用として、告知5週間で先日緊急リリースされた通算8作目のアルバム『ザ・キング・オブ・リムス』の反響も冷めやらないレディオヘッド。海外の音楽情報サイトSTEREOGUMにて、レディオヘッドはじめ、トム・ヨーク歌唱によるカバー曲集が無料配信されており、ネット上で大きな話題を集めている。
この音源ではレディオヘッド以外にも、トム・ヨークのソロ名義、昨年FUJI ROCK FESTIVALに来日したレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー達とのスーパーバンド、アトムス・フォー・ピース等、全20曲でトム・ヨークがボーカルを努めている。その独特な歌声でニール・ヤングを緩やかに歌い上げたライブテイクがあるかと思えば、オアシスの『Wonderwall』をスタジオで物真似している様な、思わずニヤリとしてしまう一曲もアップされている。一曲一曲落とすのが少し手間だが、是非全曲チェックして欲しい。
自身のライブや、スチャダラパー、ロボ宙とのTHE HELLO WORKSでの活動を控え、製作期間に入っていたSLY MONGOOSEが、新作『Wrong Colors』を7月20日(水)リリースする。
石野卓球が参加し、よりダークな音を深く追求していった『MYSTIC DADDY』以来、2年半ぶりに届けられる本作。先日のFREAKS MUSIC FESTIVAL'11で会場を熱く盛り上げたDJ HARVEYから、今回のリリースに向けて下記のラヴ・コールが送られている。
「今回のアルバムを聴いた第一印象はぼんやりした色調の映画のサントラのような、ソフトでソフトで、でもサイケデリックって感じだね。現場でよりいい音で楽しむために、リミックスを足してヴァイナル・カットされるといいな。」とのコメントを聞く限り、またしても前作から大きく進化している事は間違いないだろう。
6月1日(水)にニュー・シングル『奇跡』の発売を控えるくるりが、ベスト・アルバム第2弾『ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER 2』を6月29日(水)にリリースすることが明らかになった。
今なおロングセラーを続けている、『ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER』の続編となる今回のベスト盤には、2007年以降に発表された楽曲を中心に、メンバー自らセレクトした全14曲を収録。収録内容などの詳細はバンドのオフィシャルサイトにて随時公開される。
発表されている情報によると、映画主題歌やCMタイアップシングルはじめ、未発表曲が3曲収録されるとの事。前作に収録された未発表曲も、くるりの普段とは異なる一面を垣間見れる楽曲だっただけに、今回も期待して待とう。
Shing02がゲスト参加したアルバム『slowly』も好評な、日本のダブ/ブレイクビーツシーンにおいて独自のファンを獲得している、ブルックリン在住の日本人メンバーによる3ピースバンドCHIMP BEAMS。そのメンバー、山本祐介によるソロプロジェクトchannel Uの6年ぶりとなるフルアルバム『SO POSSIBLE』が発売された。
前作『APE-MAN TALKING』での演奏・プログラミング・録音、その全ての過程を一人でこなすというD.I.Y精神を更に昇華させた本作では、前作に引き続きジャズ、ダブ、民族音楽などが緩やかに混ざり合っている。ブルックリンで磨かれた逆輸入のビート、ジャズをベースに洗練された音は必聴だ。
DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENのワンマンライブ『ALTER WAR & POLYPHONIC PEACE』が、東京・恵比寿のリキッドルームで6月6日(月)に開催される。そのスペシャルゲストとして、アート・リンゼイがゲスト参加することが発表された。
昨年秋にSOIL & "PIMP" SESSIONSの丈青や、元JUDY & MARYのTAKUYAなど、新編成での活動を再開した、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN。FUJI ROCK FESTIVAL'11への出演も発表され、今後の活動が期待される中でのワンマンライブ。菊地成孔のオフィシャルサイトでは、がフルメンバー編成で3時間前後のライブを東京で行うのは、東日本大震災後初めてであることが語られており、「いらっしゃる方総ての方の想像を遥かに超える演奏を致しますので、過度の高揚と動揺が予想されます。ぜひ軽装でお越し下さい」とのコメントが添えられているので、梅雨入り宣言直後、爽やかな服装で足を運んではいかがだろう。
また、7年ぶりに来日するアート・リンゼイは、6月5日(日)に相対性理論の自主企画イベント『解析III』、6月8日(水)にソロライブ及び大友良英との即興共演、6月10日(金)に音楽雑誌『Sound & Recording Magazine』主催の、公開録音ライブイベントへの参加をそれぞれ予定している。
6月16日(木)から6月19日(日)ブルーノート東京に登場するの、はコンテンポラリー・ジャズ界のトップ・ベーシスト、ロン・カーターが率いる“ゴールデン・ストライカー・トリオ”。メンバーはギターにラッセル・マローン、ピアノにマルグリュー・ミラー。
今回の公演では父の日を記念して制作したネクタイをはじめ、ブルーノート東京オリジナルグッズとカクテルがセットになったスペシャル・プランが用意されている。ジャズ界一のおしゃれと名高いロンもステージで、同じネクタイを身に着けているかもしれないとのこと。
今年の父の日は、粋にジャズクラブで日頃の感謝を伝えてみてはどうだろう。
オーストラリアで国民的な人気を誇るオルタナティヴ・ロック・バンド、シルヴァーチェアーが、5月25日(水)にオフィシャルサイトで無期限の活動休止を発表した。
メンバー3人の連名で出されたアナウンスによると、活動休止の理由はバンドとしての活動に創造性が見出せなくなったためとのこと。2009年から新作の制作を開始していたが、制作へのモチベーション低下を感じ、3人の気持ちが再び揃うまで、バンド活動を凍結するという決断を下したとのことだ。彼らは、これは自分たちの人生のステップアップのために必要なことだと説明している。
3人は既にそれぞれ、ミュージカルなど音楽プロジェクトに携わっているとの事なので、今後の活動と未来の再結成に期待しよう。
今年2月に発売されたアルバム『James Blake』が、本国イギリスはもちろんアメリカ、ヨーロッパ各国から大絶賛されているジェイムス・ブレイク。国内盤のリリース前ながら、待望の初来日公演が決定した。
2011年活躍が期待される新人リスト『BBC Sound OF 2011』では2位に登場し、ダブステップの神童として世界中から注目を集めているジェイムス。フライング・ロータスなどと並び、10年代を代表するアーティストになる事必至な天才の初来日は見逃せない。
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