レトロ・バー Retro Bar

小さな路地に隠れるように建つ、ロンドンのゲイたちの秘宝。小さめの混合インディー・バーで風変わりな人間を歓迎する。音楽は70年代、80年代、ニュー・ロマンチック、ゴス、オルタナティヴが混ざり、ボランからボウイまでお約束のロックとポップ・ミュージシャンの写真が飾られている。グレース・ジョーンズ、ヴィサージ、アソシエイツなどが入ったジュークボックスがあり、ゲイの飲み屋にしては女性客が多い。マネージャのウェンディには客を喜ばせる手腕があり、客は彼女に対し不朽の忠誠を示している。懐かしい調べと居心地の良い、赤とゴールドの交織模様の壁紙、古くてきしんだ音のする板張りの床、そして赤い革製の二人掛けのソファのインテリアがぬくもりを感じさせる。静かな上階はデート・スポットに良いが毎晩オープンしていないので注意。日曜日はボードゲーム・ナイト、火曜日はName That Tuneの音楽版ポップミュージック・クイズなど、テーマ別イベントも開催される。バー全体が一丸となってカーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モアを歌っているのを目撃したこともある。