ロンドン交通博物館 London Transport Museum

馬の時代から、現在までのロンドン市の交通の歴史を知れる博物館だ。1980年にコヴェント・ガーデンから移転した後、はじめての大改修を終えて、2007年にリニューアルオープンした。この改修では、内装のリニューアルに加え、交通と社会の関わりの歴史、交通デザインにはっきりと焦点を当てることを実現した。館内には保存されたバス、トラム、電車が並ぶ。コレクションは大きな時代で区切られ、1829年に最初に誕生した馬引きバスのレプリカがあるヴィクトリア王朝の展示からはじまる。

他の展示室には本当に素晴らしいポスターのコレクションが展示されている。20世紀初期、ロンドン交通局がフランク・ピックをリーダーにして、世界でも有数のわかりやすいブランディングを通してアイデンティティを築いたことが学べる。街の未来の交通について、興味深くかつ重要な問題の紹介にも力を入れている。企画展も素晴らしい。