Laos Festival 2010
2010年05月20日 (木) 掲載
週末の代々木公園では、ジャマイカ、タイと海外の文化を楽しめるイベントが続いている。今週末、2日に渡って開催されるのは『ラオスフェスティバル 2010』だ。今年は、日本とラオスが外交関係を持ち始めて、55周年という節目にあたる年となる。ここでは会場で、食、文化などラオスの魅力を体験するためのポイントをいくつか紹介する。
今年のラオスフェスティバルは、日-ラオス外交関係樹立55周年を記念したものだ。秋篠宮殿下、ラオス首相が参加するオープニングセレモニーが行われる。(22日土曜日10時30分から)
ラオスの味を提供するフード、ドリンク関連のブースは、25以上にもなる。タイとベトナムに挟まれ、ミャンマー、中国、カンボジアと国境を接するラオスは、豊かな食文化を持つ。そのような背景があるため、ラオス料理は、格式高いフランス料理からストリートフードまで幅広い影響を受けており、西洋とアジアが融合した“味”になった。調理法は様々だが、とくにラオスのサラダは人気がある。フェスティバルでは、多少の待ち時間は覚悟してでも、もち米とラーブを食べてみよう。ラーブは、辛いマリネ液に浸かった肉(または魚)を、ハーブや葉野菜、スパイスなど一緒に食べるサラダだ。また、焼き鳥、魚などをグリルした“焼きもの”も、代表的なラオス料理を体験するためには欠かせない。よく冷えたラオスビールにマッチするメニューだ。
会場ではシルクなどの生地のほか、ラオスの工芸品など多くのアイテムを購入できる。ラオスの食材やアイテムを販売するワールドバザールなど、10以上のブースが出店。ワールドリサイクル市民の会協力によるフリーマーケットも開催される。
ラオスを中心とした東南アジアのアーティスト、日本のアーティストがステージに登場する。ラオスのアーティストは、ダンスを披露するArdsana(土曜日の12時、日曜日の1時40分)が登場。ヴォーカリストのAlexandra (土曜日4時40分)や、ラオスの大物ロックバンドCells(土曜日6時半、日曜日1時40分にArdsanaと共演)もおすすめだ。
フェスティバルは、ラオスについての情報のほか、様々なラオス関連プロジェクトについての情報も入手できる良い機会だ。ラオス大使館もブースを出しており、観光情報などを提供する。H.I.Sのブースでは、ラオスまでのトラベル情報や現地で役立つ情報などを入手できる。ラオス関連のNGOやNPOも参加しているので、興味があるならブースに立ち寄ってみるといい。たとえば、「ラオスに学校をつくろう」プロジェクトでは、積極的にボランティアを募集している。
代々木公園で開かれるほかの海外関係のフェスティバル同様、会場は混雑が予想される。開いているスペースに座ってリラックスできるように、ブルーシートの持参はマストだ。“ラオス的ピクニック”をしながら、イベントを楽しめるはずだ。
『ラオスフェスティバル 2010』
場所:代々木公園イベント広場(地図など詳細はこちら)
日程:2010年05月22日(土)、23日(日)
時間:10時00分から19時00分
入場:無料
ウェブ:laos-festival.info/
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