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新譜『Rolling Blackouts(ローリング・ブラックアウツ)』に収録されている『Buy Nothing Day』はBest Coastのベサニーをリード・ボーカルに迎えているそうですよ。ザ・ゴー!・チームとベスト・コースト、どちらも来日しますね。今回は、バンドは元々この人のソロ・プロジェクトだったというイアン・パートンのインタビューを翻訳しました。
1 ザ・ゴー!・チームの前に、パートンは『Sleepwalkers Who Kill』や『Tales of the Living Dead』といったドキュメンタリー作品の仕事をしていた
「いつもテレビに対しては、少し後ろめたい気持ちがある。俺が思うに、音楽はもっと人生全部で、特に最近はエグゼクティブ・プロデューサーを満足させるためだけのゴミが周りにあふれてる」
2 ドラマーのカイ・フカミ・テイラーは、犬の写真を集めている
「車に乗っている時に犬が前を通ったら、彼女はスクリームするね。彼女のコンピューターは、知らない人の犬の写真でいっぱいに違いない。それらは、たいていパグなんだ」
3 パートンの母方の家族は、ゲーム番組における大物だ
「僕たちは一度『ファミリー・フォーチュン』のオーディションに出た。僕は小さすぎたんだけど、チーム・リーダーだった叔父のジョークが全然効いてなかったし、みんなが充分におもしろかったとは思えない。ママは2度『カウントダウン』に出ようとし、叔母はクイズ番組の常連で『Wheel of Fortune』や『The Golden Ball』にも出ている。彼女の息子は『Deal or No Deal』に出て2万ポンドを獲得した。でも、それはエドモンド(番組司会者)の顔を見続けなくてはいけないってことでもあるんだ。おかしな小さい番組だけど、ちょっと怖い面もあるね」
4 ニンジャ(vo/rap)は、サインをもらうためにジェームス・ブラウンを追いかけた
「アイルランドのオキシジェン・フェスティバルに行った時のことだよ。ニンジャが彼の楽屋のドアをノックしたら、奥さんが応えた。ニンジャはまだペンを返してもらってない。まるでフェスティバルに出現した『ステラ・ストリート』(BBCで放送されていたコメディ番組。ステラ通りの住人という設定で英米セレブに扮したコメディアンが登場する。セレブのクレイジーな振る舞いを強調して描いていた)みたいだった。ニンジャは、バスケ中のスヌープ・ドッグにもアプローチしたし、彼の隣にはイアン・ブラウンがいた。彼女は勝負師なんだ。図々しい振る舞いをしたいだけで、チャレンジ精神に満ちていて、恐れを知らない」
5 ギタリストの2人、カオリ・ツチダとサム・ドックは、両方ともストゥージズ/ミニットメンのベーシストであるマイク・ワットとのサイド・プロジェクトをもっている
「俺たちがマイクと出会ったのは、オーストラリアのビッグ・デイ・アウト。彼はステージ袖に来て、本当に熱心だったんだ。それに何度かステージで共演もしたよ。サムとのプロジェクトは『Cuz』という名前で、アルバムを作り終えたばかり。カオリはマイクと一緒に『Funanori』という何か途方もないことをやっている。こっちはEPがでているよ」
6 彼らは中国でもプレイした
「あそこでライブをした数少ないバンドだね。俺たちはいくつかの文化局みたいなところに歌詞を送らないといけなかったんだ。歌詞の中に、民主主義思想を発生させるようなものがないかをチェックするためにね。ニンジャが書き換えたから、論争が起こる機会はなかった。中国人の全世界は長い間切り離されているから、彼らにとっての音楽というものは、60年代に音楽が置かれていた状況と大差ないように感じた。それと誕生のような、まもなく何かの爆発が起こるような感じもあった」
7 ニンジャの絶対禁酒
「ニンジャは基本的にストレート・エッジ(≠セックス、ドラッグ、ロックンロール)なんだ。彼女が彼女の人生において、酔っていたことなんてないと思う。素晴らしいよ。まったく興味をもっていないんだ。驚くべきことに、彼女の記憶力はひどくて、僕の方がよく覚えているんだ」
8 彼らが違うことは、彼らの強さである
「スウェーデンでの1回のギグに招かれたんだ。思ってもみなかったよ。俺たちは本当に異なる人間だ。音楽的にも、バックグラウンドや個人的な知識量においても、誰も1つの言葉でまとめることはできなかった。やり通していることが、ちょっと素晴らしいと思う。本当にね。だけど、俺たちは誰もエゴがないし、権力争いもない。言葉にすると安っぽく聞こえるけど、音楽的にはその重複したものこそがザ・ゴー!・チームなんだ」
(インタビュー:Kim Taylor Bennett 'Time Out London (Jan 20-26 2011)'より)
5月20日(金)のリキッドです。金曜日の夜は仕事が片付かない方が多いと思いますけど、大爆発ライブになりそうですね。
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