いよいよ今週末の2月13日、The 53rd Annual Grammy Awardsの授賞式が行われます。ここ数年はLAのステープルズ・センターが舞台です。

日本では2月14日（月）9時30分から、WOWOWさんが生中継するそうですよ。テレビ界のエミー賞、演劇界のトニー賞、映画界のアカデミー賞のように、音楽界における最高の賞とされています。「だから何？」「授賞できなくても、ノミネートなんかされなくても、いい音楽はたくさんある！」。わかっています。しかし、“たかが賞、されど賞”でもあると思います。

まず、LAにあるグラミー・ミュージアムの収納対象アーティストになれます。

あまり注目されていないように感じるミュージアムですが、授賞式で使われた衣裳やアーティスト縁りの楽器やタブ譜、歌詞がなぐり書きされたノートなどの展示があったり、グラミー名場面の映像と音源や“グラミー賞の作り方”的な舞台裏映像を上映するシアターなどがあります。さらに、楽曲制作体験ができるプログラムがあったりと、グラミーにまつわる全てはもちろん、音楽史や楽器・オーディオの進化まで学ぶことができ、音楽が好きならかなり楽しめる建物になっています。

グラミー賞を獲得するといいことの次は、写真のようにアルバムを売ってもらえることです。『グラミー賞〜冠』『アルバム・オブ・ザ・イヤー授賞』などとPOPを付けてもらえると、音楽ファンでない人も気にしてくれるようになるのでしょう。あと、コンピレーション・アルバム『グラミー・ノミニーズ』にも入れてもらえます。結構お得な1枚かと思います。

まったくタメにならないグラミー賞の話。めげずに続きます。