タイムアウト東京が選んだ東京の最新情報をメールにてお届けします
「八百屋(やおや)」の愛称で親しまれる、ローランドの名リズムマシン『TR-808』にまつわるドキュメンタリー映画『Planet Rock and Other Tales of the 808』が2013年に公開されるという。プロデューサーにはアフリカ・バンバータ"Planet Rock"のプロデュースの際にTR-808を用い、エレクトロの原点を築いたアーサー・ベーカーのクレジットも。
808といえば、1980年発表の発売当時は演奏プログラム、音階や音色の減衰値が設定可能なリズムマシンとして一世を風靡、以降もその特異な音色であるサブベースやクラップやカウベルの音色は、オールドスクール・エレクトロやハウス、ヒップホップ、テクノは勿論、マイアミ・ベースからクランク、昨今流行の最新ベース・ミュージックのジュークにいたるまで、たびたびリバイバルしている。
既に公開されているトレーラーでは、アーサー・ベイカー、ジェリー・ビーン、トッド・テリー、ニュー・オーダー、ノーマン・クック、808ステイト、フェリックス・ダ・ハウスキャット、クエストラヴ、ディプロ、ファットボーイ・スリム、リッチー・ホーティン、DJピエール、スクリレックス、Aトラックなど錚々たる面々がクレジットされている。メイド・イン・ジャパンの名器が音楽史に与えた影響が記録されるという意味でもメモリアルな作品となりそうだ。
公式サイト:http://www.808tales.com
Copyright © 2014 Time Out Tokyo