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ビハインド・ザ・シーンズ:カール・バラー

少し遅くなってしまいましたが、先月来日したカール・バラーのインタビューをアップしました。

オフ日の後で、どこから見てもお疲れ度100なカールでしたが、インタビューと写真撮影共にニコニコしながら応じてくれました。少し太った気はしたものの、相変わらずきれいな薄い青緑の瞳をお持ちのカールさん。普通ならうっとりしていい瞬間のはずです。だけど、おもしろいし、親切だし、サービス精神も旺盛すぎて、そんな時間はまったくありませんでした。インタビューした部屋に飾られていたポスターを眺めた後にも、「ペイヴメントとザ・エックス・エックスか。どっちも聴かないなぁ……」。いつでも正直な人です。

私は、単独公演には行けなかったので、11月26日のスタジオ・コーストのライブを観ました。カールのソロを観るのはこの日が初めて。本人が話していたとおり、あまり動かないのですが、それでも惹き付けられてしまう存在感にはさすがと思いました。1曲ごとに「サンキュー」と、たまに「アリガトウゴザイマス」と恥ずかしそうに挨拶する姿がまたよかったです。ラスト曲でエレキに持ち替えた瞬間は「ワー!」となりましたね。あそこで、ライブが別物に変わったのですが、リバティーンズとダーティ・プリティ・シングスの曲を混ぜるのは彼にとって自然なこと。この日は、こんないいところで終わりでした。仕方ありません。メインアクトのマニック・ストリート・プリーチャーズはもちろん完璧で余裕で誠実で……。このバンドのライブ力には、いつも言うことがありません。2バンド合わせてお腹いっぱい、大満足なライブになりました。

カールは一緒に飲みに行ったら、ものすごく楽しそうな人です。ただし、半端ない量を飲みそうだし、完全な肉食なので、胃薬持参で覚悟が必要ですけどね。

セットリスト
11月26日(金)STUDIO COAST /with Manic Street Preachersイベント詳細
1. Je Regrette, Je Regrette
2. Run With The Boys
3. Crave My Name
4. The Magus
5. So Long, My Lover
6. She's Something
7. Don't Look Back into the Sun (The Libertines)

11月30日(日)Club Quattroイベント詳細
1. Je Regrette, Je Regrette
2. Run With The Boys
3. The Man Who Would Be King (The Libertines)
4. Crave My Name
5. She's Something
6. Deadwood (Dirty Pretty Things)
7. The Magus
8. So Long, My Lover
9. Up The Bracket (The Libertines)
10. Irony Of Love
11. Death Fires Burn At Night
12. What Have I Done
13. Dead On The Stairs
14. Bang Bang You're Dead (Dirty Pretty Things)
アンコール
15. 9 Lives (Dirty Pretty Things)
16. France (The Libertines)
17. The Fall
18. Shadows Fall
19. Truth Begins (Dirty Pretty Things)
20. Time For Heroes (The Libertines)
21Music When The Lights Go Out (The Libertines)
22. Don't Look Back Into The Sun (The Libertines)

Carl Barât - Carl Barât

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