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昨年、突然の発表で世界中の音楽ファンを驚かせた、WARP RECORDSへの移籍後、2枚目のアルバムをブライアン・イーノが明日リリースする。
「簡潔さとミニマリズムが私の音楽と連動する」と彼の音楽を讃えた、詩人リック・ホランドが全面的に作詞を担当した本作は、イーノの多様な音楽性が詰まったジャンルレスな作品となっている。
イーノは本作に関して、挑発的ともいえるパイオニアとしての発言をしている。スピーチ、詩をはじめとする言葉が遂に”音”となった本作は、革命的な作品となり得るだろう。
「この作品が、詩人たちにとって新しい制作方法に取り組むきっかけ、そしてオーディエンスにとっては、詩に対する新しい考え方を持つきっかけになればと心から願っている。これは今こそ世に示すべきアイディアだと私は感じた。録音した声に何を施すことができるかという意味において、今私たちはデジタル革命の真っただ中にいる。伸縮させることも、ハーモニーをつけることも、再配置させることも、反転させることも、 転用することも、曲解することもできる。こうして”スピーチ”はついに本格的な音楽的素材となったのである。」
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