平安時代の政治家、菅原道真は、政治的ないざこざによって九州に配流された。903年、道真がその地で没した直後に、京都では地震や嵐が相次いで、それが彼の都への祟りだとして怖れられた。そのため朝廷は、道真を祀る社殿、北野天満宮を造営し、その霊をしずめようとした。境内には道真が愛した梅の木が多数植えられ、毎年2月には、2000本が花開く。その時期の2月25日には、1109年以来、地元の舞妓や芸妓による梅花祭が開催されている(現在、毎月25日午前7~9時には縁日が開かれる)。北野天満宮は天神さんの蚤の市でも知られている。それ以外のときは静かで、他の神道関係の施設よりひかえめな色合いの、フォトジェニックな神社である。
Kyoto Shortlist から翻訳、編集
2009年10月更新
京都府京都市上京区馬喰町
アクセス50・101番バス / 北野白梅町駅(京福線)
3月 - 11月 (終日 9:00 - 18:00) / 12月 - 2月 (終日 9:00 - 17:30)
入場料無料
Copyright © 2014 Time Out Tokyo
コメント