清水寺

もしも、京都でたったひとつしか寺院を訪れられないということであれば、この巨大な世界遺産を訪れることをお勧めする。建物群の東端にある桟敷からは、139本の木製の柱で支えられた巨大な大広間と能舞台を見る事ができる。この建築的な驚異の賜物は1633年に建立され、1本の釘も使用せず、木製のくさびのみで支えられている。清水寺はまた幸運をもたらすことでも有名で、神様に願いを届ける方法が院内に数多く見られる。自然に沸く泉には表示板があり、｢ここで願えば、どんな願い事もかなう｣と自信たっぷりに告げる。記載されている。建物群の北には、若い女性が目をつぶって、18m離れた一組の石の間を歩こうとしている。もしも、石の間を歩けたなら、伝説では、真実の愛を見つける事ができると言われている。本堂の西側は、｢胎内めぐり（仏様の腸を表現している真っ暗なトンネル）｣がある。その短く、曲がりくねった通路を手探りで通り抜けると、そこでもまた願いを叶えてくれる石へたどり着く。にも関わらず、飛び降りから生還すれば願いが聞き入れられると信じて、わざわざ13mの高さの舞台から飛び降りる信者もいたという。