無鄰菴

1903年、日露戦争の前年に、4人の要人がここで会議をして、対外政策の方針を練った(無鄰庵会議)。会議に使われた洋館2階の間は、今でも残され、壁の金碧花鳥図もそのままだ。無鄰庵は、平安神宮神苑の作庭家、小川治兵衛の手になる庭園で知られている。1896年完成。そのデザインは、西洋文化に開かれた時代を反映している。池や東山の借景などの日本的要素と、芝生が並列している。