N.Yから逆輸入のD.I.Y ダブ登場

Shing02がゲスト参加したアルバム『slowly』も好評な、日本のダブ/ブレイクビーツシーンにおいて独自のファンを獲得している、ブルックリン在住の日本人メンバーによる3ピースバンドCHIMP BEAMS。そのメンバー、山本祐介によるソロプロジェクトchannel Uの6年ぶりとなるフルアルバム『SO POSSIBLE』が発売された。
前作『APE-MAN TALKING』での演奏・プログラミング・録音、その全ての過程を一人でこなすというD.I.Y精神を更に昇華させた本作では、前作に引き続きジャズ、ダブ、民族音楽などが緩やかに混ざり合っている。ブルックリンで磨かれた逆輸入のビート、ジャズをベースに洗練された音は必聴だ。

DCPRG公演にアート・リンゼイ参加

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENのワンマンライブ『ALTER WAR & POLYPHONIC PEACE』が、東京・恵比寿のリキッドルームで6月6日(月)に開催される。そのスペシャルゲストとして、アート・リンゼイがゲスト参加することが発表された。
昨年秋にSOIL & "PIMP" SESSIONSの丈青や、元JUDY & MARYのTAKUYAなど、新編成での活動を再開した、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN。FUJI ROCK FESTIVAL'11への出演も発表され、今後の活動が期待される中でのワンマンライブ。菊地成孔のオフィシャルサイトでは、がフルメンバー編成で3時間前後のライブを東京で行うのは、東日本大震災後初めてであることが語られており、「いらっしゃる方総ての方の想像を遥かに超える演奏を致しますので、過度の高揚と動揺が予想されます。ぜひ軽装でお越し下さい」とのコメントが添えられているので、梅雨入り宣言直後、爽やかな服装で足を運んではいかがだろう。
また、7年ぶりに来日するアート・リンゼイは、6月5日(日)に相対性理論の自主企画イベント『解析III』、6月8日(水)にソロライブ及び大友良英との即興共演、6月10日(金)に音楽雑誌『Sound & Recording Magazine』主催の、公開録音ライブイベントへの参加をそれぞれ予定している。

父の日にはネクタイと極上のジャズを

6月16日(木)から6月19日(日)ブルーノート東京に登場するの、はコンテンポラリー・ジャズ界のトップ・ベーシスト、ロン・カーターが率いる“ゴールデン・ストライカー・トリオ”。メンバーはギターにラッセル・マローン、ピアノにマルグリュー・ミラー。
今回の公演では父の日を記念して制作したネクタイをはじめ、ブルーノート東京オリジナルグッズとカクテルがセットになったスペシャル・プランが用意されている。ジャズ界一のおしゃれと名高いロンもステージで、同じネクタイを身に着けているかもしれないとのこと。
今年の父の日は、粋にジャズクラブで日頃の感謝を伝えてみてはどうだろう。

夏が近づくスティール・パン・クラシック


20TH CENTURY STEEL BAND 『Warm Heart Cold Steel』

シルヴァーチェアー 無期限活動休止


オーストラリアで国民的な人気を誇るオルタナティヴ・ロック・バンド、シルヴァーチェアーが、5月25日(水)にオフィシャルサイトで無期限の活動休止を発表した。
メンバー3人の連名で出されたアナウンスによると、活動休止の理由はバンドとしての活動に創造性が見出せなくなったためとのこと。2009年から新作の制作を開始していたが、制作へのモチベーション低下を感じ、3人の気持ちが再び揃うまで、バンド活動を凍結するという決断を下したとのことだ。彼らは、これは自分たちの人生のステップアップのために必要なことだと説明している。
3人は既にそれぞれ、ミュージカルなど音楽プロジェクトに携わっているとの事なので、今後の活動と未来の再結成に期待しよう。

ジェイムス・ブレイク 10月来日決定

今年2月に発売されたアルバム『James Blake』が、本国イギリスはもちろんアメリカ、ヨーロッパ各国から大絶賛されているジェイムス・ブレイク。国内盤のリリース前ながら、待望の初来日公演が決定した。
2011年活躍が期待される新人リスト『BBC Sound OF 2011』では2位に登場し、ダブステップの神童として世界中から注目を集めているジェイムス。フライング・ロータスなどと並び、10年代を代表するアーティストになる事必至な天才の初来日は見逃せない。

ヴェルファーレ改め『ニコファーレ』でございます


ある年代には思い入れの深い六本木の伝説のクラブ『ヴェルファーレ』の跡地に、ニコニコ動画の新施設『ニコファーレ』が誕生する。ニコニコ動画のあのコメント群が宙を舞い、巨大LEDが光を放つライブハウスとは一体、いかなるものになるのか。どんなライブやパフォーマンスが繰り広げられるのか。7月のオープンが楽しみだ。

ヴィレッジ・ピープル、サマソニに参戦


Village People - Go west 投稿者 scorpiomusic

フィンランド音楽の祭典、今週末開催

5月28日(土)、29日(日)、渋谷O-WestにてFINLAND FEST 2011が開催される。フィンランドといえば、北欧ののどかな風景や、ムーミンなどをイメージする方も多いだろうが、ここで育った音楽は朴訥とほど遠く、北欧メタルをはじめ、ユニーク且つ濃厚な物が多い事は、あまり知られていないのではないだろうか。
毎年、様々なテーマで行われているこのイベントだが、本公演はWORLD MUSIC SHOWCASE。テーマは「エキセントリック・フィンランド」という事で、出演者はジプシーやクンビアなど、最早ジャンル分け不能なアラマーイルマン・ヴァサラットと、女性ヴォーカル3人を中心とした結成28年目の名門バンド、ヴァルティナの2組。
前回の来日公演でも、話題を集めたアラマーイルマン・ヴァサラットは、ヨーロッパの有名フェスティバル、ロスキルデから、「フランク・ザッパとマイク・パットンが一緒にレコーディングをするためにセルビアへ飛んだとしたら、こんな音楽になるだろう」と評されている。近年、熱を帯びているジプシー、クンビアシーンの中でも異色のライブを、是非体験して欲しい。

ミック・ジャガー、ボブ・マーリーの末っ子と新バンド結成

ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーが、豪華メンバーによるドリームバンドを結成した。
バンド名は『スーパー・ヘヴィ』。メンバーには、ユーリズミックスのデイヴ・ステュワートをはじめ、グラミー受賞ソウル・シンガー、ジョス・ストーン、そしてボブ・マーリーの末っ子であり、昨年Nasとのコラボレーションも話題となった、ダミアン"ジュニア・ゴング"マーリー、
さらには、映画『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞歌曲賞を受賞したインドの映画音楽作曲家A.R.ラーマンも参加しているという。
LAでリハーサルを行っているという噂もあるようだが、どのような活動を行っていくかなど、詳細については明らかにされていない。ミック・ジャガー本人によると、「レゲエ調の曲もあれば、ロック、バラード、ソウル・ミュージックもある。ウルドゥー語の歌もある」と『NME』誌に話している様であり、多様なバックグラウンドを持ったメンバーの得意分野を取り入れた、ストーンズとは異なる音が聴けるのは間違い無さそうだ。

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