仏教の浄土派の本山である知恩院への入り口は、大変立派ではあるが、同時に痛ましい過去を持つ。世界で最も大きく、古い木製の門は、高さ24m、幅50mであり、棺が納められている。壮大な建築物に対する予算超過のため自殺を図った建築家と彼の妻の棺だ。最初の寺院は、宗派の祖 法然の亡くなった場所に1234年に建立された。比較的新しい建物のほとんどは、徳川政権の出資による再建のとき、17世紀中期にまで遡る。大規模な資金援助を受け、その建築物は力強く立派なものであり、また防御のための「鴬張り」と呼ばれる廊下も設けている。誰かが歩けば、ぎしぎしと音がなるような仕組みだ。建物群には、16世紀の方丈庭園や友禅染の創作者に捧げられた20世紀中期の友禅苑もある。
Kyoto Shortlist から翻訳、編集
2009年10月更新
京都府京都市東山区新橋通大和大路東入3丁目林下町400
アクセス12・46・201・203・206番バス / 東山駅(東西線)
全日 9:00 - 16:00
拝観料無料 : 方丈庭園 ¥400 : 友禅苑 ¥300 : 2庭園共通 ¥500
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