6月3-9日号のタイムアウトニューヨーク・マガジンがステイケーション(Staycation)について特集している。
ステイケーションとは、stayと、vacationが合わさった造語で、遠くに出かけないで、家や地元で休みを楽しむことを意味する。厳しい経済状況が続くアメリカやイギリスなどで、ここ2、3年の間にでよく耳にするようになったことば。
タイムアウトニューヨークが、今回提案しているステイケーションは、ワールドカップの機会に、ニューヨークに居ながら、ブラジル、フランス、スペイン、南アフリカなどワールドカップ出場国の文化を体験しよう、というもの。ニューヨークで体験できる各国のカルチャー、ショッピング、グルメスポットがリストされている。もちろん、日本もピックアップされていて、カルチャーでは、ジャパンソサエティで開催される日本映画のイベント、グルメでは、sake(日本酒)に次ぐ日本のお酒として人気になりつつある焼酎が呑めるレストランや、日本通のニューヨーカーにはすっかり定着したラーメンの一風堂ニューヨーク店、ショッピングでは、ニュージャージーにある日本食材が豊富にそろうスーパー、日本オタクのニューヨーカーに人気のブックオフなどが紹介されている。
基本的には、ニューヨーカーに向けた特集だが、ニューヨークを訪れたついでに他に国も旅した気分になるためのリスト(特に各国料理) or ホームシックを和らげるためのリスト(日本編)と、考えると重宝するかも。
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