ゲイ・フレンドリーな街であることを象徴する祭典『プライド・パレード』が、カナダ、トロントで7月4日に開催された。

今回の2010年は、30周年というアニバーサリー・イヤーとなり、このパレードを見ようと世界中から集まった観客の数も100万人以上。さらに、街のいたるところレインボーカラーだらけとなっていた。

実は、6月25日から始まり、最終日の7月4日の『プライド・パレード』まで、10日間にも及ぶ『プライド・トロント』という一大イベントなのだが、その中でも、7月2日のトランス・マーチを皮切りに、3日の『ダイク・マーチ』（レズビアンを中心）、そして4日の『プライド・パレード』といった3日間連続の三大マーチをメインに、音楽ライブ、アート展、クラブ・イベントなど、興味深い様々な周辺イベントもあった。その目玉イベントの一つとしてパレード前夜に行われたシンディー・ローパーの無料野外ライブでは、会場となったクィーンズ・パークに入りきれない程に集まった聴衆とシンディーとのそれぞれの心を一体にさせた素晴らしいライブとなった。

後日、タイムアウト東京ではこの『プライド・トロント』について特集ページを掲載する予定なので、乞うご期待。トロントへ行く、もう一つの楽しみ方を知ることになるはずだ。