タイムアウト・ニューヨークのオンライン版が、(英語以外の)外国語映画のオールタイムトップ50位を発表した。作品を選んだのは、タイムアウト東京でも人気だったスパイクジョーンズへのインタビュー記事を担当したジョシュア・ロフコフをはじめとするタイムアウト・ニューヨークの映画専門エディターとライター陣。
気になる第一位は、残念ながら日本映画ではなく、ドイツ映画で、1931年のフリッツ・ラング監督作品『M』。
日本映画で上位に入ったのは、4位の『山椒大夫』(SANSHO THE BAILIFF)。1954年の溝口健二監督作品だ。
「溝口監督の特徴的なカメラ使いや叙情的なシーンのすべては映画の最後を盛り上げるためにある。このクライマックスには人の心を奪い、そして誰もが納得する美しさがある。表面的な感情表現を安易に使っていないのに、観るものが涙をするのは、溝口が比類のないメロドロマの達人だということを証明している」と、タイムアウト・ニューヨークによる作品紹介は書いている。
その他、50位までランクインした日本映画は以下の通り。
11位
羅生門(RASHOMON) 1950年公開
監督・黒澤明
13位
東京物語(TOKYO STORY)1953年公開
監督・小津安二郎
27位
七人の侍(THE SEVEN SAMURAI) 1954年公開
監督・黒澤明
36位
用心棒(YOJIMBO) 1961年公開
監督・黒澤明
44位
女が階段を上る時(WHEN A WOMAN ASCENDS THE STAIR) 1960年公開
監督・成瀬巳喜男
その他のランクイン作品はこちらでチェック(英語ページ)
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